UBERが米国でバス事業者と組んでシャトルサービス提供へ
UBERが米国でバス事業者と組んで特定箇所と特定箇所を結ぶシャトルサービスの提供を開始します。
空港やイベントにおける送迎をメインターゲットとしており、事業の裾野を広げる狙いがありそうです。
本サービスはインド/エジプトで先行してスタートしていたところ、米国への逆輸入の形となり海外での成功事例の移植となっています。
1;UBER-Shuttleの事業
5/15にUBERは同社主催の[Go-Get(@NY,年次イベント]でシャトルサービスを米国で実装する計画があると発表。同サービスはインド/エジプトで通勤者向けに開発/実装済みのサービスで、今夏にも米国の一部都市で通勤者向けに提供して最終的にはコンサート/スポーツ試合/空港送迎に対応する予定
シャトルは公共交通機関が不足する地域の通勤者を支援するためのモノで、乗合バスのデジタル化ともいえる。UBERはシャトル運転にギグワーカーでなく、バン/バス(14-55席)を運転する商用免許運転手を雇用する既存運行管理会社と協力している
インド/エジプトでの取組についてUBER-ShuttleのGMであるLe Roux氏は下記のように述べて社会的な意義を強調
-[都市全体の需要予測に基づいて、独自ルートをどう敷くかに注力している]
-[我々はNWを構築し、地場の既存事業者と連携して彼らの走行ルートに沿ってバスを運行、システム全体を構築&管理している]
-[米国では公共交通インフラが整備されており意義は薄れるが、自家用車を使えない状況では利用価値が高いと考えている]
-[最大の課題は、人々のピックアップする場所/時間を正確に把握してサービスを提供することで、Uberが蓄積した膨大な集計データが役立つはずだ]
2;Uber Shuttleの仕組み
UBERは今夏の音楽フェスでシャトルサービスの提供を行う予定で、これを皮切りにスポーツイベントにも提供。LIVE-Nation(エンタメ)と提携し、ピッツバーグ/シャーロット/シカゴのライブ来場者向けにUber Shuttleのサービスを提供する
Uber Shuttleでは、乗客はUberXの[数分の1の価格]で空港/コンサート/試合への往復シャトルの座席を最大5人で予約可能。シャトル料金はサージプライシングの影響を受けず、固定価格。
乗客は出発予定時刻の[7日前~5分前]まで座席を予約でき、出発25分前に乗車指定場所を知らせる通知が届く。シャトルが到着したら、乗客はドライバーにQRコードを提示して乗車。それ以降は通常のUberとほぼ同様で評価/チップなどの機能も。
3;その他
[Go-Get]の今年のテーマは[一体性]とのことで新サービスが多く発表されつつ、安価な会員権なども発表された。
[相乗サービス予約][コストコからの商品配達]などの新サービスを発表。[学生向けUBER One会員権(4.99ドル/月,48ドル/年)]の発表での安価なオプションの整備も
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