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欧州でも充電NW整備に行政支援が始動

 EU理事会は7/25に欧州議会の承諾を受けてEU域全土での充電/給油インフラに係るRegulationを可決しました。いわゆるAFIR規制(代替燃料インフラ規則案)で、欧州における充電インフラ整備に弾みがつくと思われ。
 CSSを推進するCharINがロビイングしていたとのことで、PR/GRでの良き事例でもあると。

https://www.consilium.europa.eu/en/press/press-releases/2023/07/25/alternative-fuels-infrastructure-council-adopts-new-law-for-more-recharging-and-refuelling-stations-across-europe/

1;規制概要

 2030年までの代替燃料用充電/給油ステーションの配備計画/標準規格を定めるもので、CO2排出削減目標に向けた大きな手段となる。
 欧州全域での都市/高速道路における公共充電容量の拡大を企図する[Fit for 55]政策のマイルストーンで、ガソリンスタンドと同レベルの充電ステーション配置を目指す。

2;規制と目標

 下記の通りモビリティ/機能別で目標や規制が定められる
[乗用車]
 25年以降、EUの主要交通NW(TEN-T)に沿って60kmごとに、少なくとも150kWの急速充電ステーションが設置される。航続距離の不安低下、充電利便性向上を狙うもの
[大型車両]
 25年以降TEN-T(コア)に沿って60kmごとに最小出力350kWの充電ステーションが、より大規模なTEN-T(総合)では100kmごとに配備
 30年までに、全てのNWがカバーされ、トラック/バスがよりクリーンなエネルギー源を採用しやすくなる
[充電プール]
 26年までに400kWの出力を備えた自動車用充電プールがTEN-T(コア)に戦略的に配置される予定
 28年までに出力は600kWに増加し、EVユーザーが充電を気にせずに長距離を移動するのがさらに便利に
[充電ステーション]
 充電ステーションは、28年までにEUの主要道路の半分に120 kmごとに設置される予定で、出力は道路に応じて1400~2800kWの範囲に。
 空港では25年までに全空港ゲートで航空機への電力供給が可能となり、30年までに遠隔スタンドも対応。海港では30年までに最小限の容量で陸上電力を利用(大型客船/貨物船)できるようになる

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