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StellantisがBEV購入にインセンティブ付与し、北米での拡販を目指す

Stellantisが北米でのBEV拡販に向けて家庭用充電器か公共充電ステーションでの充電クレジット提供を行うとのことです。
今回Free2Moveと呼ばれるプログラムを通じて提供を行い、米国での3モデルのBEVに弾みをつける算段です。

1;StellantisのBEV購入支援策

 7/15にStellantis(STLA)はBEV購入希望者に向けた購入促進策として充電サービスの優遇提供をリリース。米国で新車EVを購入する場合に、Free2Moveプログラムを通じて家庭用充電器の無料配布or充電クレジット提供の選択肢を提供。BEV購入前でも[Free2move Charge]のWeb/アプリで、当該優遇策の詳細と購入後のメリットを開示している
 STLAのエネルギー/充電事業部門責任者のMathilde Lheureux氏は次のように支援策について語る
(支援策_全体)
 -[当社は今年、米国でのBEV導入するにあたって顧客が購入前/購入時に利用できる充電オプションを提供する方針]
 -[簡単に言うと、STLAのBEVを購入するとFree2move(Lv2)充電器か充電クレジット(アプリ識別&全国で利用可能;600ドル分)を提供]
(支援策_詳細)
 -[自宅を所有するドライバーには[ChargeHomeパッケージ(600ドル相当の充電器)]を提供するが、詳細把握できるポータルサイトを準備した]
 ※サイトでは購入者が充電器設置に最適な場所を決め、Qmerit(STLAパートナー)と見積/設置をスケジュールすることが可能
 -[自宅に充電器を設置できない方や公共充電器を希望する方には、[Free2move Charge]アプリからアクセスできる600ドル相当のクレジットを提供]
 ※[Free2Move Go]は米全土のDC/Lv2の公共充電ステーションで使用可能

2;STLAのBEV投入計画

 STLAは米国で[Fiat 500e]を皮切りに[Jeep Wagoneer S]と[Dodge Charger Daytona]を投入する計画。STLAは[電動化はゲームチェンジャーであり、効率向上だけでなくSTLAの強みである"技術/乗り心地/ハンドリングなどの運転体験”の驚異的な進歩も併せて提供する]とする
 また、STLAのBEVは顧客が愛するDNAを引き継ぎつつ、電動化/次世代テクノロジーを駆使していると強調

 [Free2Move]はSTLAの充電/新エネルギー部門が[Dare Forward 2030電動化戦略]の一環として運営する充電エコシステム
 STLA車のドライバーは、ChargePoint/EVgoが管理する充電器を含め、米全土で75,000台を超える充電器を利用可能。加えて、現在整備中のIONNAとの合弁会社を通じて、北米で30,000台の新しい充電器にアクセス可能となる予定

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