待ち遠しいという感情について
ちいさいころはいつも
なにかを首を長くして待っていた
クリスマスのプレゼント
おじさんからのお年玉
人生で2回目の遠足
初めて買った、小さなゲーム機
1日を1年に感じるような
あのどろどろした焼けつくような気持ち
いてもたってもいられない
1日が早く過ぎるように、日付変更線を超えにいきたくなるような気持ち
それを考えているだけで1日が終わる
そのことしか考えられないような、熱狂的な気持ち
あの気持ちは、どこへ行ったのだろう
どこかに落としてきたのかな
最近はぜんぜん出会わない
あの気持ちは、今、どこにいるんだろう
世界のどこかの、幼い誰かをまた、焦がしているのだろう
気持ちはやっぱり、わたしの中を通り過ぎていく
置いてきぼりだなあ、いっつも
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