クッション
私はクッション。
あなたの吐き出す言葉は、なんだか焦げ茶色で、かたい。
私はそれを、受け止めるクッションになる。ぼふっ。
受け止めた言葉は、どこかへ行ってしまう。どこに行ったんだろう?実は私の中?どこかに飛んでいったのかな。
そのかたいくて茶色い言葉も、触ってみると手に汚れはつかない。私はそれを受け止めても、汚れはしない。
表面をきれいにしてあるのは、あなたの思いやり。だから私は、クッションになれる。
みんなクッションの世界になったら、みんなで枕投げがしたいなあ。
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