フランス旅と非日常〜5つ星ホテルSo/Parisに滞在〜
今回のフランス旅は贅沢の極みだった。
なぜなら自分へのご褒美とリフレッシュのための旅行だから。
学生時代は格安航空券を手配してバックパックひとつでアジア放浪の旅へ出かけた。最安値を狙ってタイや中国、台湾、韓国と旅して安宿やホームステイをして有り余る時間のなかでいかにお金をかけずに異国を味わうかをヨシとした。沢木耕太郎の『深夜特急』さながら旅したのは遥か遥か彼方向こうの思い出。
社会人となり時間に制限あるが、お金だけは余裕ができたことで今回は自分の自分による自分のためのごほうび旅とした(+ムスメ)。
飛行機もエコノミークラスからランクアップしてエコノミープレミアムにした。
割高にはなるが、日本〜フランスの14時間近くの長旅であったからこの選択は正解だった。
ホテルは5つ星ホテルであるSo / Parisに決めた。
パリ市内へのアクセスが良いこと、セーヌ川沿いであること、何よりもホテルの写真をみて一目惚れに近い感覚があった。
あまり迷わずに「ここ」と決めた。
エントランスは異空間への入口を思わせる。
So / Parisは1960年代に建築された施設を大改装し、ロビーはパリの歴史からインスパイアされたものとのこと。
エントランスからゲストルームのすべての家具、小物に至るまで洗練された非日常を味わえる空間で構成されており、いちいち惚れるデザインだった。
部屋からは絶景の眺め。
眺望は部屋のグレードによって異なるものの今回、滞在したルームは朝日がキレイにみえて最&高だった。
非日常と特別な空間と時間を堪能した。
このホテルに滞在中は日本人と会うことはなく、ほとんどが西洋圏の旅行者たちであったからこそ、余計に非日常を感じることができた。
部屋の眺望は期待以上に素晴らしく、部屋のデザイナーズソファに腰掛け、優雅に中庭のグリーンと眩い朝日を眺めることは滞在中の楽しみとなった。
細部にこだわった部屋の家具や雑貨のひとつひとつのセレクト、出迎えるエントランスの洗練されたセンス、季節の生花をふんだんに飾る粋な計らい、スタッフの対応もフレンドリーななかにも節度があり、快適な居心地であった。
さすがこれが5つ星ホテルかと感じるものばかりでした。贅沢というなかれ、自分へのご褒美として大満足の滞在となった。