インターバルシーズン。
11月にはどこか中途半端な印象がある。
秋から冬へと移りゆく途中。
その年の大団円を迎えるまでの途中。
時間の流れは暖色のグラデーションを帯びて、
染まりきらないものたちが
目の前を通り過ぎていく。
そんな狭間にある今は、
ゆっくりと落ち着いて物事を考えるのに
向いているようだ。
忙しい喧騒の季節が訪れる前に、
しておきたいことを整理する。
それは、
これから使いたい器を
吟味することに似ている。
正面から
真横から
斜めから
時には裏返して糸底に触れ、
手にした感触から伝わる相性を信じて選ぶ。
毎日使うものこそ
いいものを選んでいきたいという気持ちで、
日々の過ごし方に
目星をつけておきたいと思う。
******
お知らせです。
日本左利き協会さんのウェブサイトにて
掲載していただいているショートストーリー
11月分が公開となりました。(10/29)
『春を歩く』【未来】前編です。
日本左利き協会さんのXでも
アナウンスしてくださっています。
九月、十月と続いた『春を歩く』【再会】と
対をなすお話です。
今回は奇妙な手を持つ女性の側からみた
ストーリーとなっています。
これからますます寒くなっていきますが、
心には春のような暖かさが満ちるように。
そんな思いを込めて書きました。
2024年も残すところあと2ヶ月。
みなさんお体を大切に
良いシーズンをお過ごしくださいね。
いいなと思ったら応援しよう!
文章を書いて生きていきたい。
✳︎
紙媒体の本を創りたい。という目標があります。