見出し画像

心に届く演技を!!!〜第20回子ども大会〜

2023年2月12日無事に子ども大会を終えました。
欠場メンバーがでてしまい、本人もメンバーも悔しさ、悲しさ、無念さがあったと思います。それでも一人一人がチームのために考え、実行し、鼓舞し合って今できる最高の演技をしてくれました。

素晴らしい選手と、サポートしてくださる保護者の皆様に心からお礼を申し上げます。
本当にありがとうございます。

今回の演技動画もInstagramにアップしましたので是非ご覧ください↓

さて、今回も演技解説をします。というよりも私自身が何がしたかったのか、未来の私に引き継ぐためにこちらに残します。

低学年部門の演技

今大会なんと、140点を獲得!!
前回大会が104.5点だったので、35点も伸ばしました。本当に素晴らしい成長です。
技術の成長はもちろんですが、表情も豊かになり、自分たちで考えて実行する力もぐんと伸びました。

演技を作る際にまず決めたことは
「ゆっくりなテンポで、一つずつスキルアップできる内容を組む」でした。

曲は以前も使用したことのあった、Jackson5シリーズ。そしてwe are the world。
選曲はゆっくりなテンポでも耳馴染みが良いもの、そして低学年の子どもたちらしい明るさや可愛らしさ、歌詞のテーマを意識しました。

スタンツは夏よりもグッと難度を上げ、リバティのヒールストレッチとスコーピオン、アラベスクに成功しました!!
タンブリングもバク転やウォークオーバーができる選手が増え、夏よりもさらにたくさん盛り込むことができました。
この半年でここまで成長するなんて、子どもの力は本当に素晴らしいです。これからがさらに楽しみです。

ジュニアスターの演技

まず演技を組む前に「過去の自分を超える」ことを目標にしました。というか、いつもしてるんですが、なかなか達成できないんですね。
ですが、今回の構成は過去1がでたと自分では思ってます。未来の自分の首を絞めてます笑
でもいいんです、本当の敵は自分自身だろ!いざゆくぞ!という気持ちです。笑

テーマは「ギャップ」

難度の高いスタンツをコールで盛り込む。
米津玄師さんのKICK BACKに乗せ、タンブリングとピラミッドを一気にみせる。
ここまでクールでカッコいいモンスターズを作りたいという思いがありました。

からの学園天国でコミカルで明るいダンスで最後まで走り切る!!
そのギャップを1つの演技に入れてみたかったんです。

以前もノートに書いたことがあると思うのですが、
テーマとして「可愛い」は少し妥協があっても成立しやすいと感じていました。

そして「クール」は技術がないと決まらない。
ただ、表現は工夫しなくても達成しやすい。

そして今回の「面白い」は最高難易度のテーマであることをわかっていました。
技術も必要、表現も必要、
誰1人として恥ずかしがったらいけない。
小中学生にできるのか、賭けでした。

選曲は先に「学園天国」が決まりました。
そしてつんく♂さんのTwitterで米津玄師さんの新曲にそうだ!We're ALIVEのフレーズが使われることを知り、そこでKICK BACKに一目?一聞き惚れ!

よっしゃ、じゃあ「そうだ!We're ALIVE」も使って、「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」を会場中に響かせよう!となったのが、今回の作品です。

私は作曲能力がないので、偉大なアーティストの皆様のお力をお借りして演技を作らせていただいております。こんな素敵な曲、歌詞を世に生み出してくださり、本当にありがとうございます。

つんく♂さんのnoteにも「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」の件、書かれておりましたので、恐縮ながらリンクを貼らせていただきます。


人の心を動かす演技を!

今回の目標です。


明確な数値ではない目標です。

でも間違いなく達成できました。
会場中の歓声や、見てくださった方からの感想、本人たちの手応え。

だけれども、子どもたちには悲しい思いをさせてしまいました。賞が取れなかったからです。

確実にお客さんの心を掴んだ実感はあるのに、
賞を取ることを目標にしていたわけではないのに、
いざ
「あなたたちの演技は賞に値しませんよ。」と言われると、頑張ってきたことの価値が薄くなる感覚がありました。
「あなたの構成は面白くないですよ」と言われたような感覚になりました。

では我々は何のために大会に出場しているんでしょうか。今大会は私自身が、それをすごく考える機会となりました。

大会に出る=優劣がつく

何を当たり前のことを言ってんだ!髙橋は。と思いましたね。私もそう思います。

覚悟が足りなかったなと反省してます。
子どもたちに悲しい思いをさせてしまうかもという覚悟が足りなかったです。

大会に出場する意義って得点をもらうため、順位をはっきりさせるためだけではないと思うんです。

練習の成果を他の選手やお客さん、サポートしてくださる方々に見せるため。

練習自体のモチベーションを高めるため。

表現の幅を広げるため。


私はスポーツとしての評価ももらいたいし、人の心も動かしたいし、欲張りな人間です。
これからはもっと肝を据えて欲張ります。

技能も、表現も、アイデアも!!

子どもたちにはいつだって楽しんでいてほしいので!私が楽しんでいなければ!
大人って楽しい!仕事って最高!という大人が近くにいたら、子どもたちも未来に向かって努力できると思うんです。

努力 未来 A BEAUTIFUL STAR!!

モンスターズのこれから

ここで知り合いのコーチから頂いた感想を引用させていただきます。↓

モンスターズすごく良かったと思って連絡したよ!!
1番観客もわいてたし、楽しい演技でステキだった!

他のコーチも、子供達も、1番好きな演技だった、なんで賞とれないんだろうね?と言っていたよ‼️

スイッチの連続とか、技術的にも難しいこともしていてスゴいなーと思いました❗

見ている人がたのしい演技が1番チアとして素晴らしいと思うけど、賞もとらせて上げたいし、難しいよねぇ。

↑以上いただいたメッセージです。
本当にありがたいお言葉です。大会に出場すること自体のモチベーションを見失いかけていたので、心が救われました。

これからも人の心に届く演技を目指して走り続ける。
そして、同時に
難度上げや、位置、平場のシンクロ性をもっとこだわって得点も伸ばす!

そう決意した子ども大会でした。

そう決意できたことこそが、大会に出場した意義だと思います。


大会だけでなく、イベントや各SNSでの動画など、
お客様に見ていただく全ての演技を
驚き、楽しさ、感動で溢れる演技にしていきたいです。
選手とともに、それを目指して本気になることで、
一緒に成長できたら、こんなに嬉しいことはありません。

いいなと思ったら応援しよう!