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【千字文0015】世界最古でプレイヤー3億人の「運げー」。

好きなボードゲームの話は5回に1回くらいしよう。

てことで、今回は世界最古にして、現在も世界で3億人のプレイヤーがいると言われている『バックギャモン』について。

古代エジプトの遺跡からも発掘され、かれこれ5000年の歴史を誇る運げー。日本でも『盤双六』としてその名を残し、最近では大河ドラマ『麒麟がくる』で、織田信長の父・信秀が盤の前に座ったままの往生を遂げたことでも有名になりました。高橋克典さん、めっさかっちょよかったの。

でと。「名前は聞いたことあるけど、なんか難しいんじゃないの?」と敬遠されがちなんですが、今、ここでルール説明しきれるくらい簡単だし、1ゲーム20分くらいだから、是非試しに遊んでー。ちなみに2人専用げーですのよ。

ゲームの目的は「盤上の15個の自分の駒を、毎回2個振ったダイス目に従って動かし、対戦相手より早く、全部ゴールさせること」。要するに、和名の通り「双六」です。

でと、動かし方に幾つかルールがあって。

1.相手の駒が2個以上あるマスには移動できない。
2.相手の駒が1個しかないマスに止まった場合、相手の駒を1回休みにできて、次回、その駒は振ったダイス目に従ったスタート位置から動かなければならない。【自分の駒が1個しか無い場所だと、この逆】
3.ゾロ目が出たら、ダイス目2倍

この3つが基本。あといろいろ細かいルールあるけど、これを覚えていればひとまず遊べます。簡単でしょ?

でも、こんなに簡単だと、逆に「つまんない…」にならないかって?

これがねえ…ならないんですわー。

「ダイス振って駒を動かすだけの、ただの運げー」で済むうちは、平和でいいです。実際には、初手のムーヴパターンから、相手に身動きさせたいための陣形の組み方、隙を見せた駒をすかさず狙って落とすテクニック…そういったものの積み重ねによる、各手番ごとの「最適解」が、ふっと見えた瞬間から、深みにハマるのです。

そして、そこまでやっても負けた時に「うわー今回ダイス目がほんとに悪かったわー。なんだよこのクソげーがっ」と、文句言っても許されるところが、とても好きです。酷い言い草だな、おい。

昨今のAIブームで、相当強めの思考ルーチンがセットされたアプリもあるし、ネットの対人専用アプリも面白いですが、やはり、二人でちょっと暇潰しに、が最適かと。

Perfumeのあ〜ちゃんが『バックギャモン』やってくれればいいのに。【結局ソレか】

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