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【千字文0003】作ったクスリをすぐに飲む。
自分にとって、幾ら書いてもネタが尽きそうに無いジャンルが何個かあるのですが、その中でも筆頭はたぶん「ボードゲーム」なので、週1ペースで入れていっていいのかな、と。
今回は先日、久々に実物でプレイした『ポーションエクスプロージョン』というゲームのお話です。
各プレイヤーは、魔法学校で卒業試験に挑む生徒です。当然まだ研究者としてはひよっこですので、数々の失敗をやらかします。何かと言えば薬の材料を爆発させる、という、コントみたいな真似を繰り広げてます。
でと。ゲームの目的は、色とりどりの材料を集め、フラスコに用法・容量を守って正しく混ぜ合わせて、薬をどんどん作って点数を稼ぐことです。
この材料が、棚に入ってまして。毎手番、好きなとこから1個抜いてくるんですが…冒頭に言った通り、なにぶん素人なんで、材料抜いた際に同種の材料がぶつかると、爆発起こして、その材料が何故か手元に追加で湧いてくる、という…
日本人に説明するなら『ぷよぷよ』の連鎖、というのが一番分かりやすいですね。
うまく見極めれば、大量連鎖も夢じゃない。自分が作ろうとしている薬に必要なものを巧みに確保できれば、1回の手番で2本まとめて完成させられます。と言うか、2本完成をコンスタントにこなさないと、なかなか高得点は望めないです。
薬はただ単に点数源になるだけではなく、手番中に飲むことで、数々の効果をもたらします。棚の一番下から薬を持ち出したり、他のプレイヤーが溜め込んである材料を奪ったり…ま、ロクな効果じゃ無いです。
「時折爆破事故起こしながら、怪しいクスリを作る。しかも、自作のクスリをキメながら」
こう書くと、心底ダメな感じになりますな…箱絵の博士も相当マッドな雰囲気だし。
薬の材料は4色のビー玉。これがぶつかる「かち」って音が、「ああ。アナログゲームだなあ…」と、うっとりさせてくれます。
ボードゲーム会はここ最近、こんな状況もあって、なかなかリアルに集まって、実物使って遊べていないのです。オンラインサイトである「Board Game Arena」でのプレイがメインだったのですが…この『ポーションエクスプロージョン』はやはり、実物でやった時の満足感が格段に違います。
ボードゲームというものが、コンポーネントの触感や音によって魅力を高めているという好例です。
自分で持ってないんだよなあ…やっぱ買わなきゃダメかなあ…この「かち」って音のためにも。