『○○な人』という価値観~大人を見ているこどもたち~
ありがたいことに私は周りから「いつも丁寧な対応する人」と言われることが多い。
それは誰に対しても、たとえ苦手な人であっても、ある程度の敬意を払った応対をするようにしているからなのかもしれない。
たとえば、スーパーのレジを担当して下さる方には必ず「お願いします」と「ありがとうございました」と言うようにしている。
『従業員とお客』という関係の前に、どんな時でも『人と人』という関係を大事にしたい。
私としてはごく当たり前のことで、特段丁寧な行動をしているつもりはない。
その行動そのものが、私にとっての価値観のひとつだというだけで、誰かに強いるつもりも褒めてもらいたいわけでもない。
人の価値観は人それぞれ。
それで良いと思っている。
だけど、ママ友との会話では誰かを褒める発言をする人がすごく少ない。
「あの人、なんであんなことするのかしら?」
「あの人、誰にでも迎合するから」
「あの人、八方美人だから」
「あの人、誰にでも良い顔して信用できないから」云々…
良いところではなく悪いところを見る。
良いところも悪く言う。
もちろんそんな人ばかりではないけど、息子のゴリラ園は独特な雰囲気もあるため、特に多く感じる。
私は周りの気を受け止めやすいタチなようで、そういう会話を自分の周りでされると、自分のことを言われているわけでなくても気持ちがつらくなる。
(カマトトぶっているわけではない。)
人の価値観をとやかく言うつもりはないが、人のことを否定することはしたくない。
それぞれの価値観、個性、特性を否定するばかりでなく、お互い認め合える気持ちを少しでも持てると、幼稚園の中だけでなく、この世界自体がなにか変わる気がする。
完璧な人間なんて存在しないのだから、まずは大人がこどもにそのことを示したい。
こどもは大人の様子をよく見ているから。
そんな幼稚園とも明日でおさらばです。
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