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\GDA受賞記念!/SUZU GROUPオーナーシェフ・食文化プロデューサー 鈴木 将にインタビュー!

こんにちは!The SUZUTIMES編集部のこれえだです。

今日は昨日のグッドデザイン賞の受賞を受け、SUZU GROUPオーナーシェフであり食文化プロデューサーとしても活動する鈴木 将へのインタビューをお届けします!

▽受賞についての記事はこちらから!

── 本日はよろしくお願いします!
最初に・・・私たち(飲食店から始まった会社)とグッドデザイン賞、パッと考えると結びつかない方もいると思うのですが、応募してみようと思ったのはいつ頃でしたか?

何年か前から興味はあったかな。ただ、定まっていなかった感覚があり応募には至らずでした。

確か、2018年とか2019年。GOOD FOOD FESTIVALについて、以前受賞経験がある方と話をしていて、森の中のイベントとして応募してみては?みたいな話をしてもらったんです。

そこからなんとなく考えていたのだけど・・・ここ数年、ホームページのリニューアル等を通して、会社の考えや方向性が言葉として見える化できてきてから、しっかりと応募について検討するようになりました。

▽SUZU GROUPホームページ。2023年夏にリニューアルしました。

── なるほど。個人的にも、今までやってきた事業全てに軸はあったし、しっかりと感じていたけれど、ここ数年でそれが見える形になった感覚はあるかもしれません。
そんな、数年前から視野に入れていた賞の、受賞が分かった時の気持ちはいかがでしたか?

もちろん嬉しかったのは確かだけれど、悔しさがあるかなぁ・・・
個人的には100(ベスト100)を狙っていたので。(笑)

あとは、認めてもらったというか、外からの評価がつくことで、背負うものがあるというか・・・段階が変わる感覚もあります。

── でもでも、「私の選んだ一品」には選出していただきましたよね!

そうだね!それも嬉しかった!

僕たちみたいな地域の活動を認知してもらったことが嬉しいし、信じてやったきた行動が、社会や海外の人にも伝わったということが、より自信になった。

今後、こうした地域ごとの活動が世界へ広がっていくということを、確信しました。

── 日本を飛び出して、世界を見ても、場所は違えどどこの地域でも同じ見方ができる取り組みですもんね。受賞を受けて、会社としてどんな変化があると考えますか?

SUZU GROUPの第三ステージというか、より取り組みや考え方を視覚的に見せていくようにしなくてはと思っています。
※第一ステージ:先代が築いた、地元長岡の居酒屋さん時代/第二ステージ:代が変わり、地域に根ざした活動を始めた頃

例えば、11月にオープン予定のWILLOW HOUSE
発酵をはじめとした「地域のものを活かす」というテーマに、サスティナブルの要素を加えて作っています。
コンポストを導入したり、ゼロウェイストのシステムを検討していたり・・・社会問題を解決しながら運営する形を目指しています。

天然酵母を作っているのもその一つ。発酵の力を活用した調味料を自分たちで作ることで、この土地だからできる表現の幅を広げたいと考えています。

▽WILLOW HOUSEについてはこちらの記事をご覧ください!

── 確かに、これまでより尖っている気がする!(良い意味で)もう一個上の、といった感じですね。
では、グッドデザイン賞の受賞を活かすという点では、これから力を入れていきたいことはなんですか?

現時点では教育関係かなと思っています。
小学校での課外授業や大学のゼミ生、企業研修など、年々、あらゆる方面からの依頼が増えているように感じています。

新潟や地域に関心を持ってもらい、知ってもらう。その上で地元を誇りに思ってもらう機会を増やせるように。

社会にある課題に対して、自分たちの力でも立ち向かっていけるということを伝えていけるように。

そんな気持ちでいます。

── となると、また応募することもありますか?!(笑)

さっきも出た、WILLOW HOUSEとかは今後もっと面白くなると思うので、機会があれば・・・?!(笑)

── ふふふ。それでは、今後を見据えた上で、SUZU GROUPとしての課題はなんだと考えていますか?

若手の育成かなぁ。

地域や食文化に興味関心のある若い人たちが増えていることは確か。
そんな人たちを次のステップへ連れていくことができたらと思っています。

今もSUZU GROUPで働いてくれている人たちは、SUZUだからこそ、新潟だからこその何かに興味を持って入社してくれているはず。

なので、そういう人たちがもっと前に出られるような仕組みを作りたいと考えています。

── WILLOW HOUSE含め、まだまだワクワクがたくさんありますね!!
では最後に、noteなのでまだ新潟やSUZUを知らない方も読んでくださっているかも・・・ということで、そういった方向けのメッセージをお願いします!

はい!

今回受賞した[UPDATE OUR LOCAL]ですが、この地域循環モデルを全国に広げていきたいという想いがあります。

自分たちの土地を理解して楽しむこと。
それが本来の豊かさであり、未来にとっても必要なこと。そう考えています。

僕たちの取り組みをモデルケースとして、いろんな人に知ってもらえらたら嬉しいです。

地域そのものの価値(日常の価値)が観光資源になる。
それを少しずつやっていっている(表現している)今、世界の人々がそういったものを求めているということを実感しています。

だからこそ、その想いや考え方を守り、育てていく必要があると考えます。

WILLOW HOUSEだけでなく、この先も新しいチャレンジや動きが続いていく予定ですので、どうぞご期待ください!!

編集後記

私自身も、グッドデザイン賞の受賞はとても嬉しく、一つ階段を登ったような感覚を抱きながら仕事に臨んでいます。

受賞をきっかけに、同じ考えや想いを持っている方々と繋がることができたらいいなと思いますし、WILLOW HOUSE含め、今後の私たちが予定していることを考えるとワクワクします。

The SUZUTIMESでもしっかりとお届けできるように努めます!
今後ともSUZU GROUPをよろしくお願いいたします。

これえだ