作業療法士が教習指導員として働き始めてみた!Part28:予測してみる!
こんにちは。
教習指導員の資格を取得した、作業療法士(OT)です。
教習指導員としてOTが自動車学校で働くのは日本初!!です。
前回は、“2023年の目標”書かせてもらいました。
今回は、 “予測してみる!ということについて書いていきたいと思います。
~教習生への予測~
私が勤務する自動車学校では、
発達障がいや精神疾患の影響がある方が入校を希望された場合、
専属のチームで対応しています。
専属のチームでは、入校前にカンファレンスを行っています。
教習生を受け入れる際のカンファレンスでは、
以下の内容を中心に話しを進めています。
事前評価からの共有(強みと特徴)
介入の方針
目標
事前の評価結果から、
学科教習や技能教習で起こりうる事などを予測しながら、
介入方針や目標についても予測をしていきます。
~卒業までの期間を考えてみる~
カンファレンスという形を試した理由として、
評価結果から問題点の焦点化や介入の方針、目標についての流れを充実させたいと感じた事と、
チームとして稼働する際の情報共有を充実させたいと感じていたため、
チーム医療のエッセンスを取り入れてみる事を社内で提案させてもらいました。
カンファレンスという機会ができたので、
“卒業までの期間を予測してみる”
という事も社内で提案してみることにしました。
「実際に自動車学校に入校し、教習を行ってみないとわからない」
と思うこともあると思いますが、
それでも予測を行ってみます。
医療機関でいうなら、
“予後予測”という部分と似ていると思います。
予後予測とは、
症状や回復段階などの見立てを立て介入をするために必要になります。
また、
予測を立てるには、様々な評価と根拠(エビデンス)が必要になります。
事前に予測を立てるという事は、
評価結果と根拠を持って考えることになりますが、
この経験自体が、目の前にある教習生に向き合い
さらに、その後に関わる新たな教習生への向き合いに繋がると考えています。
~予測が必要な理由~
予測が必要な理由として、
①予測を立てることが、必要な評価や根拠集めに繋がる
②予測が当たったorバリアンスした経験を積むことができる
③予測の結果について分析することができる
④予測の流れが経験になり、以後の教習生に活かすことができる
と、主な理由になるかと思います。
まだまだ、書ききれない部分もありますが…
1人の教習生に対してチームで関わるということと、
教習生への指導を経験として蓄積していく事が必要であり、
そのための活動を一つずつ始めている。
というように考えています。
現状から変更していく部分も必要かと思いますが、
少しずつ、進めながら進化していきたいと思います。
本日は、ここまでになります。
次回も、感じた事などを書いていきたいと思います。
また不定期になると思いますが…
時間があるときに、覗きに来てもらえると嬉しいです。
それでは、良い一日を。
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