balloon
「私には、少し休憩が必要だね。」
私はわたしに言った。
夜中に過食が止まらなくて、
「それで幸せですか?」
と、主治医に言われた。
内科の薬が出されることになるかもしれない。
そんな時、「ダイエットテラピー」というハーブティーと出会った。
薄い紅茶で、ほのかに甘くて、いい香りがする。
久しぶりに自分を甘やかした気がした。
夜中に食べているものは、眠くて味が分からない。
でも、日中に摂取するものは、とても美味しいということが分かった。
また、あそこに行こうと思った。
夏に、学生時代にPARCOで買った水着を着たい。
目標も出来た。
私は、わたしに手紙を書いた。支離滅裂な文章に、少し泣けてくる。
それでも、私は生きている。そろそろ、私は自分の存在をわたしに譲ろうと思う。傷だらけだった哀れだったわたし。今なら世の中にわたしを出しても、大丈夫だろう。そして、私は少し休息を取ろうと思うのだ。
1クリエイターとして、サポートいただければこんなに嬉しいことはありません。