見知らぬミシルさんの電話相談2
喪失といえば
車、免許証、お酒の強さも失いました。
数ヶ月しか乗ってない、お気に入りの車を売らなければいけなくなりました。
まだ遠出をしたことがなく、高速に乗ったこともなく、綺麗なままお別れしました。
地元は田舎で車社会なので、人に車を持っていないと言うと毎回「なんで!?」と驚かれます。うるさいな。
お酒はビールをコップ一杯程度なら飲んでもいいと、主治医の許可は降りています。
ただてんかん発症直後は禁酒していたので、久しぶりに飲むとすぐ酔いが回るようになりました。
ほろよい半分で頭痛です。
ワインと日本酒が大好きでした...
今はノンアルで楽しんでいますけどね☺️
前回は、見知らぬミシルさんとの電話相談で「アドバイスから学んだこと」と「考察」を中心に書きました。
改めて見知らぬミシルさんを紹介します。
stand.fmの配信です。無料で聴けます。
今の私にぴったりの配信ですぐ実践しようと思いました。
「自己肯定感を高める上で一番大切なこと」
https://stand.fm/episodes/5f45d1a40ae6b0615122ade8
とっても納得しました。
「付き合ってからモラハラ化する男の特徴」
https://stand.fm/episodes/638b8588bfdbe49cf80a4786
今回は、電話相談での会話全体を振り返って思いついた「新たな自分の課題」と「気づいたこと」をまとめようと思います。
① 自分にとっての幸せ、自分の魅力が分からない。
② 「可哀そう」と思われたいのではなく、「大変なのに頑張っていてすごい、強い」と思われたい。
③ 言葉のキャッチボールができなくなっている。
④ もっといろいろな人と会話すれば、自分の短所や未来への不安に悩まなくなるかもしれない。
以上の4点です。
順番に解説していきます。
① 自分にとっての幸せ、自分の魅力が分からない。
自分と人を比べてしまうという悩みの話をしている時、ふとミシルさんから質問されました。
「らてさんにとっての幸せとは何ですか?」
私はすぐに答えられませんでした。
少し考えて、仕事があること、収入を得ることだと答えた気がします。
間違いではありません。
就職は、退職してからずっと夢見て目標にしていることです。
収入を得たいというよりむしろ、無職であることが恥ずかしくなってきたので、余計に焦って就職を目指しています。
今の脳力でできることならどんな仕事でも構わない、と思えるくらいプライドを落とせないから、なかなか就職先が決まらないんですけどね。
好きなものを値段を気にせず買いたい、旅行に行きたい、友達と外でたくさん会いたい。
このようなこともお金がないとできません。
医療費も必要なので、過去の貯金と障害厚生年金で頑張って節約しています。
私の幸せってこれだけだろうか。
毎日仕事とお金を得ることしか考えていないのだろうか。
ただの目先の目標ではないか。
質問された時、他に答えられなかった自分に驚きました。
自分にとっての幸せが分からないのに、なんでこんなに必死に頑張っているのか分からなくなりました。
そして
「らてさんにとって自分の魅力は何だと思っていますか?」
とも聞かれました。
...分かりません。
そう答えるしかありませんでした。
自分の魅力とは
恋愛で異性を相手にするとき、就活の面接で自分の長所を話すとき、といった条件はないようです。
自分が思う、自分の魅力です。
さらに時間をもらって考えて、向上心があるところ、ファッションセンスと答えました。
これは本当に自分の魅力だと思います。
でも、なぜかしっくりきません。
他には思いつきませんでした。
自分にとっての幸せも、自分の魅力も答えられない理由は何なのでしょうか。
最近の私は、「無職の障害者」であること前提でしか、自分を見つめたことがないからだと思います。
今は幸せを追求する時ではない
就活で自己分析して企業に説明しやすいような自分の長所は何か...
とばかり考えていて、本来の自分を消していました。
「幸せ」を大きく捉えすぎていました。
小さな幸せは日々の中にあります。
せっかくなので挙げると
・ネットで推しを見ること(NCT、韓ドラいろいろ、全国の秋田犬、全国の動物園のコアラ、パンダ、レッサーパンダなど)
・チョコ、ドーナツ、辛ラーメンなど大好物を食べること
・好きな洋服を着ている日
・メイクが上手くできた瞬間
・お金に余裕ができたら、推しのコアラに会いに鹿児島の平川市動物園まで行きたいな、まずは久しぶりに名古屋の東山動物園にしとこうかな、と理想の一人旅を考えている時間
一日、一瞬、細かな単位で見ると、私にも幸せはたくさん溢れていました。
もっと好きな洋服と化粧品を買ったり一人旅を実現させるために、
冒頭に書いた仕事があること、収入を得ることが「目標」になるんだと認識しました。
自分の魅力は、改めて考え直しても思いつきません。
これは④にも繋がりますが、人とたくさん関わること、環境が変わることでまた思い出していくのではないかと思います。
少なくとも社会人時代は、自分には魅力がないなどと悲観的になったことはないと思います。
ミシルさんは自身のTwitterとstand.fmでよく
自分にとっての幸せと自分の魅力を理解していないと、いい恋愛ができない。自分の望む異性に出会えない。
とも発信しています。
(少し言い回しが違うかもしれません。)
② 「可哀そう」と思われたいのではなく、「大変なのに頑張っていてすごい、強い」と思われたい。
私は障害者になったばかりの頃、人に可哀そうと思われたい、心配されたい、気にかけてもらいたいという気持ちが強かったです。
理由は、全力で努力して得た仕事、楽しい私生活を、障害に一瞬で壊されたからです。
前回のnoteにも書きましたが、私の障害は原因不明です。
私が健康を怠っていたからではありません。
当時はコロナも流行していなかったので、生活が不自由になった自分がとにかくみじめでなりませんでした。
社会人1年目は当時人生で一番努力していると思っていたので、その努力が水の泡になった気持ちでした。
そんな可哀そうな私を気にかけてくれない人は最低。
初めはミシルさんにそんな風に伝えましたが、今の私にはそこまで極端な考えはないかもしれないと思います。
少しずつてんかん発作が減ってきて脳力も回復しつつある。
これは努力の賜物。
突然珍しい障害になってどん底に突き落とされたような気分を味わったけど、くさらず諦めずにここまで回復させた。
4年の間にもいろんな悲劇があったけど、ずっと努力し続けているらてはすごい。
周りの人にそう言われたいです。
傲慢でしょうか。
これはさすがに傲慢と思わないで😢
母や就労移行のスタッフさんからはこのような言葉をもらっているので嬉しいです。
その言葉のおかげで生きています。
ただ、私は他人の評価がないと自分を保てない、自己肯定感が低くなっている証拠でもありますね。
③ 言葉のキャッチボールができなくなっている。
ミシルさんとの会話がぎこちなかったのです。
初めて話す、会ったことがない人と顔を合わさず話すので仕方ないことではありますが、
私ってこんなに話すの下手だったかなと絶望しました。
なんか、私の口調で戸惑わせてしまっている?
そんな気がしたのです。
少なくとも営業時代は会話が上手かったはず。
だからお客さんに良い印象を持ってもらえていたんだ。
そうだったはず。
電話相談は1時間しかないので、話したいこと、聞きたいことを忘れないようにノートに箇条書きにして、そのメモを見ながら話していました。
メモの内容を分かりやすく伝えることはできました(たぶん)。
でも、一度質問されたら私が一方的に話してしまいました。
一言二言話して、相手の返事を待つ、ということができませんでした。
自分の考えを誤解のないように伝えなければいけない、という思いで必死でした。
記憶力が低下しているため、思いついたことをすぐに口にしないと忘れてしまいます。
一方的に話すのが癖になっているのですが、
ゆっくりと、相手にも考える余裕を持たせられる話し方を心がけたいと思います。
言葉が思い出せない、いい返事が思いつかない時には、一拍置くことを心がけようと思います。
リラックスして話したいです。
④ もっといろいろな人と会話すれば、自分の短所や未来への不安に悩まなくなるかもしれない。
今の私は見ている世界が狭いのかもしれません。
優劣判断をしてしまうのも、自己肯定感が低いのも、普段関わる人が少ないからだと思います。
これも環境の変化を待ってもいいのですが
友達と会う、Twitterのスペースで話す、stand.fmでも話す、ということをすると
そういえば自分ってこんな人だったんだ
と思い出すことがあります。
そして、自分の悩みがちっぽけに思えたり、自分の長所が見つかって明るい気持ちになれたりします。
ミシルさんとの電話相談で再確認しました。
私はまだまだ会話がぎこちないですが、人と話すのは好きです。
だから営業職を選んだんだったなあ。
電話相談は有料だけど、自分の考えがこんなに豊かになりました。
大人のお金の使い方✨
最後に、いつかミシルさんが発信していた、私のお気に入りの言葉を紹介します。
自分とは、1番身近に存在している他者である。
私は自分の1番の友達であり、客観的に見つめながら成長に導くことができる理解者であろうと思います。
では🐨
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