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【真実】社会保障費と犯罪

「衣食足りて礼節を知る」

という言葉がありますが、結局いくら奇麗事を言ったって金が底をつけば人は普通じゃいられないってのは、ある意味真理だと思います。

増えている闇バイト。

なんでこんなのに引っ掛かるかなーと思う人も多いと思いますけど、要はそれだけ金に対して切羽詰まっている若者が多いということ。

切羽詰まっているというか、自暴自棄になっている感じがする。


ではどうして金に対して切羽詰まっているのか。生活に対して自暴自棄になっているのか。
それはパーソナルなところも含めて色んな要因があると思いますが、結局は働いても手元に残る金が少ない。これに要約されると思います。
だから簡単に儲けられる話に乗っかっちゃう。

なぜ手取りが少ないのか。
経済が回ってない割に税金が多いんですよ。

なぜ税金が多いのか。
その最たる理由が、無碍に拡張し続ける社会保障費です。




■不都合な構図

社会保障費とは、経済的に困難な人を助けるお金です。

それは良いんです。でもあまりにも無法地帯すぎる
だから税収は過去最高を記録したにもかかわらず足りない足りないの一点張り。


本当に増税は必要だろうか?
本当に無駄なお金は存在しないのだろうか?

事実、倒産したJALは民間から稲盛さんを招聘して徹底的に無駄を取り除いたらあっさり復活した。

もう誰もが気付いている。これは政策の欠陥ですよ。
にも拘らず政府は、自民党は、少子高齢化を大義名分にまだまだ増税を謳う。


こうして未来に希望も無く、世間に規律も無く、働いても手取りも無く、あの手この手で搾り上げられた若い人たちが、
政府が(選挙で勝ちたいがために)作った社会保障費で守られている側の人たちの身の安全を脅かしている。

こんな皮肉があるだろうか。


闇バイトはもう社会問題としての犯罪ではなく、
明らかに国が作ってしまった不都合な構図の結果だと思うんですよ。




■103万円の壁の撤廃

総理になった石破さんの最大の功績は、解散総選挙をしたことかもしれません。笑

おかげで今一番世間を賑わせているのが、日本民主党が謳っている税収を減らしてでも手取りを増やすこと。

与党でもなく、野党第一党でもなく、少数の彼らの主張がフィーチャーされている時点で日本もまだまだ腐り切ってはいないとちょっと安心したんですけど、
いずれにせよ「税収を減らしてでも」ってところに大いに賛成します。


103万以上稼いでも所得税を貰わないからもっと働いてくれ。と、そういう主張。
そうすると確かに税収は減ります。

でもですね。減っても良いんですよ。
無駄を真剣に見直す契機になるから。JALの例じゃないけど本当に困るなら増税の前に見直すべきところは山ほどある。
もし見直せないなら誰かが今なお甘い蜜をすって国民を見殺しにしている証拠なんですよ。


いずれにせよ、この税収を減らしてでも手取りを増やすって思想は、歯車が少しだけあるべき姿に回転しつつあると感じています。

そしたら早速こんな案が出てきました。というかこちらはもう決まりみたいですね。




■106万円の壁の撤廃

これまで年収106万以下の人は厚生年金払うのを見逃してたけど、これからはしっかり取るよ。と。

まさに税収減に対する政府怒りのカウンターパンチ。


これに対して「結局手取り減るじゃねぇか!」と反論している人がいますけど、そんで確かにその通りですけど、これについてはですね。個人的には肯定的です。

矛盾していると思われるかもですが、その根拠は自分の受け取る年金ぐらい自分で払え。この思想に則っているからです。

つまりは自分の分は自分で払う。という至極当たり前の姿を主張しているだけなんですよね。これって。

税金も取らないから社会保障費は自分で払えと。


これ自体は個人的には、さっきの歯車で言うと正しい方向に回りだしていると感じています。


ただですね。
それを主張するなら、順じて2点ほど明確にしなくちゃいけないよねってのは強く思います。

一つは、
より一層、社会保障費に対して厳格運用する(現状の不都合を見直す)必要があること。
だってですよ。自分の分は自分で払えと言いながら、今貰っている人たちは自分で払った分じゃないから。それでは筋は通らない。

僕は106万円の壁の撤廃は、支払っている人たちに向けて、今現在の社会保障費をより納得のいくものにするという政府の自己宣言であるべきだと思っています。


そしてもう一つは、
増税してばら撒くことからの決別。これこそが、「自分の分は自分で払え」思想の真逆の考え。こんなんは施策でもなんでもない。全く以って抜本的じゃない。

パンデミックの時に飲食業を中心に保障しましたけどそれは分かる。未曽有の事態で瀕した経済を乗り切るために税金を使ったわけだから。給付金とは本来こういうのを指すはず。

ただ低所得者への給付金は違う。こんなの麻薬ですよ。常用してたら経済がおかしくなるに決まってる。

じゃぁ困っている人はどうすればいいか。簡単です。減税して手取りを増やせばいいんですよ。




繰り返しになりますが、
社会保障費を無くせと言っているわけではありません。

真に困っている人は社会が助けるべきです。

ただ、
増税してもはや無差別に配りまくるとか、
増税してもはや無差別にばら撒くとか。そういうのはもう止めましょうよ。

なぜなら、自分の事は自分でという大前提から外れる行為だから。


配ったり撒いたりする前に、まずは個々が使える金を増やす。どう考えてもそれが先。


どっかで甘い蜜吸ってる人。とにかく変化を嫌って抵抗する人。
そんな人がいなくなるまで、これは言い続けなくてはいけません。



本当に正しい方向に話が進めば、自然と闇バイトは減少します。

本当に正しい方向とは何か。
これを突きつめる事こそが、世の中の安全を守る行為。真の社会保障です。

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