【週刊ユース分析⚽】【2023最新版】高校サッカー✨結局どこが一番強いのよ!!?
さてさて。
高校年代における最高峰の戦いである高円宮杯プレミアリーグ。今シーズンも無事に終わりまして、この季節がやってまいりました。
で、結局どこが強いのよ!!?
今年度の戦いっぷりを反映した最新版を整理してみました。
これはもともと、ユースと高体連をごちゃまぜにした強い順を知りたい!!という超個人的な願望を叶えるため、2011年からリニューアルして始まった高円宮杯プレミアリーグの戦歴をもとに順位付けしたもの。
はじめてそれを整理したのが2020年。
こちらの記事になります。
そしてこちらが2021年度版。
これが1年前の2022年度版。
なんともう4年目に突入しました!!
果たしてどのぐらい同じように興味を持って居る人がいるのかは定かではありませんが、さすがにこれだけ続けてると詳しくなってくるというか、色んなもんが見えてくるわけです。
ユースの動向。高校サッカーのトレンド。そしてそれはJリーグと日本代表の今後にもつながっていきます。
個人的にはまだまだ続けて行って、自分なりのデータベースになっていけばいいかなと思っています。
高校サッカーの強い順。
今年度の順位にどんな動きがあったのか、一緒に見て行ってもらえればと思います。
それでは早速!
■トップ10!!
これだ!!
気付けば今年のファイナルも広島ユースと青森山田の一騎打ち。
山田が勝利してその差を詰めたものの、過去の貯金が効いて1,2位の順位に変動はありませんでした。
高円宮杯プレミアリーグの歴史は、ここまで東の青森山田、西の広島ユースの歴史といっても過言ではないくらい、またしても両者が頭一つ抜け出しました。
トップ10で特筆すべきは神戸U-18の躍進です!
Jリーグでは他所から選手を買ってくるイメージが強いのですが、しっかりユースが強い神戸。これはもはや2種ウォッチャーの常識。
初制覇したトップチームにも山川、佐々木らユース出身選手はしっかり活躍していたわけです。
一方で、
これまで「実力は高体連よりユース勢」という定説の象徴だった清水ユース、セレッソU-18、京都U-18、ガンバユースらがプレミア昇格出来ずに順位を下げているのが大きな特徴です。
相対的に東福岡や流経大柏など高体連勢が順位を上げています。
広島や神戸のように健闘しているユース勢も当然あるので一概には言えませんが、これこそが「最近高体連勢が強くなっている」と僕が言い切る根拠だったりします。
続いて・・・
■11~20位!!
ここでの注目は大きく順位を上げた静岡学園。
今シーズンもWEST3位と大健闘。ていうか延期になった横浜FCユースとの大一番が選手権決勝の3日前に設定されたのはかなり不幸でした。
主力のほぼ全員を温存して臨みましたが敗戦。結局これが痛くて優勝争いから後退してしまいました。とはいえ、圧倒的に人材豊富でまだまだ強くなりそうな静学は来年も注目です!
もう一つの注目は鹿島ユース。
長らく関東プリンスで戦ってましたので順位を下げていますが来年いよいよプレミア復帰。入れ替え戦でも圧倒的に強かったですから、来シーズンの結果ではトップ10が見えてきます!
■21~30位!!
この辺りまでが上位躍進を狙っているチーム🔥
特筆すべきは、
鳥栖U-18、横浜FCユース、川崎U-18などユースの世界では新興勢力に位置付けられるこれらのチームが着実に順位を上げていること。
一方で、福岡U-18、ヴェルディユースなどプレミア創世記にリーグをけん引していた古豪が伸び悩んでいます。
ちなみに、
残念ながら降格してしまった磐田U-18は過去の貯金が効いてなんとか現状維持。しかし早々に再昇格しないとあっという間に追い抜かれてしまうぞ。
個人的にはトップ20に入れば全国トップクラスと考えているので、何としても・・・来年昇格です!!
■31~40位!!
どんどん行きましょう。
ここまでが実質、プレミアの歴史に名を刻んでいるチームと言えます。
特筆すべきは、前橋育英、履正社、旭川実業の高体連勢。降格してしまった履正社は相対的に順位を下げましたが近年ポイントを稼いでいるチームです。
前橋育英はあと少しでトップ30入りですが、上にいる尚志、米子北らの高体連勢も調子が良いですからね。来シーズンは残留はもちろん、どれだけ上の順位でフィニッシュ出来るかが大事になります。
そして、
なかなか40位から抜け出せずにいる新潟U-18。今年度は入れ替え戦にまで進出したのですが、あと一歩でした!
■41~57位
こちらからは、今勢いのあるチームを見ることが出来ます!
昌平、神村学園のプレミア勢は着実に順位を上げています。
帝京長岡は久しぶりのプレミア復帰で来年は順位を伸ばすでしょう。
そして、
参入戦初挑戦ながらプレミア昇格を果たした岡山U-18と鹿児島城西。こちらも大注目ですね。
また、
個人的に超熱いと思っているのが鹿児島。
神村学園と鹿児島城西は、2つの高校がプレミアに同時所属することになるわけですけども、これは千葉(市立船橋、流経大柏)、昨年の群馬(前橋育英、桐生第一)に続く史上3例目ではないかと思います!!
九州と言えば、古豪の福岡U-18、大分U-18に加えて新興勢力の長崎U-18、熊本U-18なんかがあるわけですけども、それらを差し置いて高体連勢が躍進!!来年一番熱い地域になりました。
鹿児島ユナイテッドFCもJ2昇格しましたし、県民の皆さんはプレミアリーグとセットで注目してください!!
■66位!!
こちらはいずれもポイント2。
入れ替え戦に1度だけ挑戦したことがある、というチームになります。
今回新たに北海、日章学園、近江が加わりました。
特に日章学園はU-17日本代表の高岡伶颯選手がいますからね。今年で卒業かと思ってる人がいるかもしれませんが彼はまだ高校2年生。
つまり来年もまたプレミア昇格に向けてチャレンジできるわけです!!
■最後に
今年もまた、年の瀬にまとめてみました高校サッカーの強い順。
入れ替わりの激しい年代なので、過去の実績を含めると今現在の強さを顕著に示していないかもしれません。
しかしですね、
こうやって累計でみて見ると大きなうねりとしてのチームの勢いってのが垣間見えるのではないかなと個人的には強く思っています。
昔強かったのか、これから強くなるのか。あるいは、再び強さを取り戻そうとしているのか。
高体連はどうだ。クラブユースはどうだ。
それはすなわち、
次の30年に続くJリーグと、日本代表の未来を垣間見るものでもあります。
2種の動きは、日本サッカー界の動きでもあります🔥🔥
今年一年も「ユース分析」にお付き合いいただきありがとうございました。
来年も懲りずにスター候補の活躍を盛り上げていこうと思います!!
引き続きよろしくお願いいたします🙇♂️
来年はパリ五輪。
高円宮杯プレミアリーグはその次のロス五輪の選手を発掘する大会になります🔥🔥
注目を!!