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【週刊ユース分析】鹿島アントラーズユースを改めて調査!!
さて、ユース世代のチームをひとつづつまとめているこのnote。
最近は東日本(EAST)から川崎U-18、帝京長岡、前橋育英などプリンスリーグの強豪を取り上げてきました(下記リンクあり)。そして・・・
今回は、満を持して鹿島アントラーズユース!!
現在は関東プリンスの所属ですが実績で言えばプレミアチームですね。
では、さっそく。
■プレミア9年間の戦績から
ポイント98の8位。
EASTを2度も制し、2015年には堂安、市丸、初瀬らを擁したガンバ大阪ユースに競り勝ってチャンピオンになっています。
この年のチームには鹿島でCBとして定着した町田浩樹選手。レンタル中ですが徳島でブレイクし、自力でJ1に返り咲いた垣田裕暉選手らがいました。
グラフは見ての通りで順位は右肩上がり。
それだけに2019年のプリンス降格は痛かったですが、勢いはまだまだ衰えることは無いでしょう!
■鹿島=高体連のイメージが強いが、
鹿島と言えば毎年のように高体連チームから超高校級の選手を獲得し続けている印象があります。
少し挙げてみましょう。
★1996年
柳沢敦(富山第一高校)
★1998年
本山雅志(東福岡高校)
中田浩二(帝京高校)
小笠原満男 (大船渡高校)
★2005年
興梠慎三(鵬翔高校)
★2006年
内田篤人(清水東高校)
★2009年
大迫勇也(鹿児島城西高校)
★2011年
柴崎岳(青森山田高校)
昌子源(米子北高校)
★2013年
植田直通(大津高校)
豊川雄太(大津高校)
★2017年
小田逸稀(東福岡高校)
阿部裕葵(広島瀬戸内高校)
★2019年
関川郁万(流経大柏高校)
★2020年
松村優太(静岡学園高校)
荒木遼太郎(東福岡高校)
染野唯月(尚志高校)
少しじゃなかったです(汗)。
これだけ挙げられて、しかもピンとくる。という事はしっかり育てられている事の証明でもあります。
その年の選手権を沸かせたビッグネームを順調にトッププレイヤーに育てているのと同時に、
興梠選手、内田選手、安部選手など入団当時は全国区ではなかった選手もしかり。
で、
くわえて右肩上がりの「鹿島ユース出身選手」ですよ。
引退された曽ヶ端選手を筆頭に、
野沢拓也選手(1999年)、土居聖真選手(2011年)、鈴木優磨選手(2015年)などなど。
さらに毎年やって来る一線級ブラジル人とジーコTDの存在。
そんでもってウェブマーケティング強化のためにメルカリと提携。
・・・そりゃ強いわけですよ。
もう一度言いますけど、ユースは成長中、ですからね。恐ろしいことに伸びしろはまだまだあるってことです。
■注目選手!!
そんな、実績十分かつ成長中のユース。
引退した曽ヶ端選手の後継者として二人のGKを紹介したいと思います。
沖悠哉選手(鹿島ユース →鹿島)
2015プレミアEAST優勝メンバー。
3年目の昨シーズンはスンテ選手からレギュラーを奪い堂々24試合に出場。
山田大樹選手(鹿島ユース →鹿島)
2018プレミアEAST優勝メンバー。
高卒ルーキーの昨シーズンは2試合に出場。190cmを誇るビッグマン。まだ10代ながら存在感抜群。
この2選手に加え、今年は常勝軍団・明治大から早川友基選手が加入。
代表クラスの同世代3人を競わせるという鬼環境を構築。この競争に勝ち残ったら、その時はもう曽ヶ端2世の誕生と言っても過言ではないでしょう。
また、ユースの方は新監督に柳沢 敦氏。テクニカルアドバイザーに小笠原 満男氏と、スタッフにレジェンドを並べプレミア復帰への臨戦体制は整いました。
■最後に、
2021年度は引き続き関東プリンスを戦うものの、先日のクラブユース選手権でベスト4に入るなど実力は言うまでもなくプレミアレベル。
相変わらず高体連組の育成成功率も高いですし、鹿島はまだまだ土台が盤石。と言えると思います。
長期的なクラブ強度において若手の育成は重要である。という事を歴史的に証明してくれているクラブだと思います。
(悔しいけど磐田との現在地の差はそこかと・・・。)
黒崎、長谷川のツートップ以来、FWを育てるのが上手。というのも特徴ですね。
その真因はジーコイズムに依るところなのか。
いつかその神髄を探ってみたいです。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
ウッチーもそのうち入閣かな。静岡で活動して欲しいな~(笑)。