【受講レポート】ライター江角悠子さんの講座「ライティングコーチ」③
“2021年2月から半年間、京都在住のライター江角悠子さんの講座「ライティングコーチ」を受講しています。「書きたいけど書けない」「発信を続けられない」という人を対象としたマンツーマンのオンライン講座です。”
4月19日(月)に第3回目を受講しました。前半は文章の添削、後半は取材のことを中心にライター活動について相談しました。
1.第2回目受講後の変化
まずは、3月の第2回目受講後の変化の様子を話しました。前回は、地元おでかけ情報サイトの記事を書くにあたり、取材依頼の方法や企画書の書き方を教わりました。
・講座の2日後、取材を希望していたベーグル店に行き取材を申し込み、快諾いただく。企画書があったおかげで、話がスムーズに進んだ。
・noteで発信を続ける。主に「エッセイ(日記?)」と「ローカル情報」。書くことで、心のモヤモヤがとれてスッキリしていることに気が付く。一方で、地元紹介ネタでは、全国の人に紹介する難しさを感じた。
「全国的には知られていないローカルスポット」を紹介する時のコツを聞いてみたところ、筆者である私の「心の声」を入れることをアドバイスされました。「なぜこの場所に興味を持ったか」「行ってみてどうだったか」を書くことで、読者と同じ目線に立てるので、文章に入っていきやすくなるということ。
2.ドキドキの添削
今回添削をお願いしたのは、地元お出かけ情報サイト用に書いた記事です。内容は、「三本木亜炭記念館」の見学レポートです。
「亜炭」とは昭和30年代まで日本で使われていた家庭用燃料です。宮城県内に日本有数の亜炭産出地として名をはせた三本木という場所にある、少しマニアックな展示施設です。
憧れのライターさんに地の文をさらし、添削を受けるのは、幸せを感じる半面、ドキドキします!自分の文章の拙さを痛感させられます。けれども、プロの目線、地元以外の目線を入れることで、多くの人に伝わる文章に近づけると思うと、聞くのにも力が入ります。
アドバイスを受けて強く感じたのは、「客観的な目線で書く難しさ」でした。現地までの交通手段や場所など、地元では暗黙の了解と思っていて、説明が足りていなかったことが分かりました。web媒体では、読者が地元とは限らず、中には宮城県を知らない人もいるという前提が必要だと思いました。
また、「亜炭」は現在使われていないので、どのようなものか想像つかない人も多い。私もそうでした。「行っていない人にいかに伝えるか」重要なポイントだと思いました。
文章を客観的に見るために江角さんが取っている方法は以下の3つだそう。
・一晩寝かせる
・プリントアウトしたものを読み直す
・家族に読んでもらう
確かに、時間を置くと初めて読んだ気になるし、家族も容赦ない。私も早速実践しています。
3.お悩み相談~インタビューで緊張してしまう件
後半はライティングする上での悩みを相談させてもらいました。今回のメインテーマは「取材」。いつも取材のインタビューで緊張するのが悩みでした。不慣れなので事前に質問内容を決めていきますが、かえってかしこまった雰囲気になったり、実は深く聞けていなくて執筆時に行き詰まることもありました。
そこで、「普段の会話で聞くスキルを身に着ける方法」を2つ教えてもらいました。
・答えから次の質問をする
・「いいな」と思ったことは、口に出す
相手の返しから、「なぜ~なのですか?」というように掘り下げて聞くことで、聞いていることが相手に伝わります。すると相手は深いところまで話したくなるもの。また、良いところを口に出すことで、コミュニケーションが円滑になり、雰囲気も良くなると、経験から話して下さりました。
その時にふと思い出したことがありました。3年前に通ったライター講座での合評会でのことです。私のインタビュー記事は、複数の人から「全体的にサラッとしていて、説明調になっている」と言われたのです。今思えば、話を掘り下げて聞けていなかったことが原因だったのではないかと思います。
4.まとめ
今回感じたのは、「インタビュー相手や、読者への気配りの大切さ」でした。限りある時間を取材に割いてくれるのだから、しっかりと話を聞いて魅力を文章で伝えられるようにしたい。数多い記事の中から読んでくれるのだから、「読んで良かったな」「行ってみたいな」と感じてもらえるような記事を書きたいと思いました。
講師・江角悠子さんのHP。
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