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220919 メイクのはなし

共感してもらえないけれどたまに喋りたくなる、メイクの面倒臭いこだわりのはなし


大学入学と同時にメイクをし始めたので早7年くらい経つけれど、未だにメイクにちょっと苦手意識がある。

自分に合うメイクとかわからないし、なんだかいつもチークの位置がおかしいような気がするし、もとの肌に自信がないし……

ちなみにコスメそのものは好き。見た目が可愛いからね

巷の皆さんはどうやってメイク慣れするんですかね。未だに不自然なメイクをしている気がして自信がないからあんまり楽しくないよ。

練習して上手くなったら楽しいよ!と言われるけれど、そこまでやるほどのモチベーションは正直ないというのが本音。自分のすっぴん嫌いじゃないし……

ただ、すっぴんが嫌いではないというのは、普段鏡で見慣れている心地よさがあるからというだけで、さすがにすっぴんでおしゃれシティにお出かけするのには抵抗がある。

地元の下町でひとりあそびだったら全然すっぴんにマスクに帽子で出かけるけど……どこまでがすっぴんエリア?と聞かれるとうーんと悩んでしまうんだけど

ただ、これもよく考えるとすっぴんで出かけることの楽さを求めているというよりも「すっぴんで出かけられる潔さ」を持ち続けて生きたいという、ちょっとした自己主張なのかもしれない。

そういうのありません?

まあそんなわけで、メイクは面倒だしなんか自分が自分でないみたいでしっくりこなくて苦手な部類だ。

こういうことをたまにキラキラ友人に話すと「じゃあ私が一緒にコスメ選んであげる!他の人から見た方が似合うものわかるかもしれないし」と有難いご支援をいただけるんだけど、ここにも謎の面倒臭いプライドがあって、友人から提案されたもので自分の顔ができているというのもなんかな〜という気がしていつも気が乗らず「ハハ…」という返事をしている。

実際選んでもらったこともあったんだけど、うーん、ちょっと違う?って感じで結局使い切らず終わった。あと次回会ったときに「あ!こないだの付けてるね!」とか顔をジロジロ見られるのもちょっと嫌だった。自分めんどくさ!

そう!メイクが苦手だと意識したのは、母とか友人にメイクの詳細(眉の形、リップの色、ハイライトの位置など)をポジティブにもネガティブにも指摘されたタイミングだったなと思い出した。

え、人間ってこんなに他の人の顔のパーツ見てるの…?と怖くなってしまった。しかも継続的に会う人に指摘されるの、怖くない?

全体的な雰囲気を観て「今日いつもと違うね!オレンジ系似合うね!」「そう、実はリップ変えて〜」みたいな指摘はむしろウェルカムだし話が膨らむから楽しいんだけど、個別に指摘されると「毎回こんなにじろじろ見て採点してんのか…テキトーにできないな」と怖くなる。

だけど前述の通り自分でメイクを研究するのも面倒なので、メイクをグレードアップしたかったり、愛用のものがなくなってやむなく買いに行かなければいけないときはいつも対面の売り場でタッチアップしてもらいにいく。

それにもかなり勇気が必要で、あまり自分からは話しかけない。商品を眺めててもし声を掛けられたら応じるようにしている。

そもそも似合うものとか欲しいものが分からず購入するまでにめちゃくちゃ悩むので、こちらが話しかけないと気づかないような忙しそうな方に対応してもらうのは申し訳ない。

あとネガティブなので「店員さんは声かける人を選んでんのかな……わたしは地味だし場違いか……」という考えもあって、自分から行くのはビビっている。

いざタッチアップ対応してもらっても、本当につけてもらうだけの場合には買わないことが多い。なんかアドバイスとかくれ〜買うだけならネットでやるよ〜

いくつか提案しながら色味を見てくれたり、そのコスメと合わせるときの他のコスメの使い方とかを教えてくれると、予算とか考えずに気に入ったものは躊躇なく買ってしまう。あとその人が好きになれれば買う。

ちなみに今日RMKにふらっと寄ったとき、最初に声かけてくれた人はあんまり自分からおすすめしてくれる感じではなかったんだけど(多分新人バイトさんかと)そのあと実際にタッチアップしてくれた人が、ラッキーなことにRMKのシニアメークアップアーティストだったんだよね。後から調べたらHPにちゃんと載ってた。

塗り方のコツとか、開発のときこだわってもらったポイントとか、他のアイテムとの合わせ方とかを教えてくれてめちゃくちゃ勉強になったし、アイテム自体もとてもよかったので計画外購買をしてしまった。

わたしは自分自身がメーカー勤務というのもあり、ブランドのストーリーとか開発秘話とかに弱いので、そういう話されるとコロッといっちゃう……

こうやってぐだぐだといろいろ考えると、わたしはメイクの一部としてのコスメの機能そのものというよりも、コスメを選ぶ過程やそこにある文脈に重きを置いているのかもしれない。これはコスメに限らず、身の回りのもの全てに対するこだわりかも

過去には@cosmeとか友人の口コミとかでコスパの良いコスメを探して、ドラッグストアを買い回っていたこともあるけれど、時間とともに「なんでこれ買ったんだっけ…?」と愛着が薄れていって、使い切ることもあまりないままだった。

今は、それぞれのコスメを選んだ理由とか買った文脈をちゃんと覚えている。そうやって集めた愛着の湧くものたちでメイクしているときは、ちょっと楽しい。

だから私にとってはコスメの見た目というのもかなり大事。メイクボックスは開けたときにわくわくするような宝箱であってほしいから、見た目で惚れたものは同じようなものがプチプラブランドで売っていたとしても買ってしまう。

今回買ったRMKも、店頭で見たパッケージとカラーバリエーションからこのシリーズ好きだな〜と思った。

でも相変わらずメイク技術そのものには自信がないね〜こうやってプロにお話聞けるときに積み重ねていくしかない。

今ではYouTubeでもいろいろメイクの勉強をできる時代だけど、先述のこだわりのせいで、コスメ買いまくっていろいろ試しまくってる美容系YouTuberがそもそも好かない。

それがお仕事なのでわたしの偏見が100%悪いんだけど(好きな人ごめんなさい)パンパンのメイクボックス見るとげんなりする。そりゃメーカーから送ってもらっていろいろ試せたらいいですけどねえ!と嫉妬しちゃう。わたしは何様?

ちなみに今持ってるコスメで一番気に入っているのはNARSのマットリップ。

これは美容師さんに教えてもらった。

最近とても綺麗になったな…と思った親友が「この美容院はメイクにもいろいろアドバイスくれるよ〜」とゆるレコメンドしてくれたので、今年の春に一回行ってみた。

カットとカラーは当然満足+全部セットし終わったあとにメイクのアドバイスとか実際のメイク直しもしてくれて、コスメのおすすめもしてくれた。そこで勧められたのがNARSのコレ。付けてもらった時点で大満足だったので、帰り道にそのまま買って帰った。

……といったような文脈があれば、少し楽しくメイクできるよね〜

というわけで今回は、面倒臭い性格のわたしがぐだぐだと語るメイク・コスメ話でした!またどこかで毎日メイク記事書く


おわり

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