いつの間に3月
今年は2月が1日多いにもかかわらず3月になってしまいました。年末に勢いよく始めたはずのnoteも、気が付けば2月は4本しか書いておらず、Instagramのほうが比較的真面目に更新していたような気がします。あちらは、ランの実績を写真付きでササっと載せればいっちょあがり、みたいなところがありますけれど。
それはそうと、去年の今頃ならエントリーするマラソン大会についてワクワクしたり、走ったマラソン大会についてああだこうだと書いていたかもしれないんですが、今年はというと…。
TOKYOマラソン1マイルズ2020:中止
名古屋シティマラソン2020:中止
というわけでマラソン大会について書けるようなネタがなくなってしまいました。名古屋シティマラソンについては2年ぶり2度目のチャレンジでコース変更もなく、おまけにスタートブロックにも恵まれていたので、「これは好記録が出そうな予感!」とワクワクしていたのですが。おのれ某ウイルス。
今思えば高知龍馬マラソンに何事もなく出られたことがラッキーと言えばラッキーだったんですが(それ以降の大会は4月上旬まですべて中止なだけになおさら)、ある日突然メール1本で目標レースの消滅を伝えられても、払ったお金は帰ってこないし、気持ちの切り替えだって1人ですんなりできるはずもなく。
そんな時にラン友さんが「Tシャツ作ったよー」と伝えてくれ、受け取るときにご近所ランナー同士ではじめましての挨拶をするついでに、お互いのモヤモヤを口から吐き出して、一緒にちょっとだけ走って、それからようやく前を向けるようになりました。
やっぱりこういうモヤモヤとした感情は1人で抱えちゃダメですね。働いていると趣味で繋がりができるというのが基調になっていくので、こういう縁も大事にしていきたいです。
そしてこの記事を書いている3月1日は東京マラソンの日。もともとは3万人以上のランナーがエントリー。応募だけならその10倍以上。市民ランナーにとっては当選するだけでも狭き門という大会なのですが(かくいう私は2連敗中)、例のウイルスの影響で市民ランナーの出走は無し。出られるのは主催者推薦と「エリートの部」で応募したランナーのみ(箱根を走った大学生はどうなるのかとちょっと心配したけれど、無事に出走)。
EKIDEN Newsさんは「スーパーMGCになる!」という表現をしていたけれど、まさにその表現が相応しい好レースになりました。上位でフィニッシュした選手は軒並み2時間ひとけた台だったんですが、中でも圧巻だったのが大迫傑選手。
大会記録狙いのペースメーカーに付き従うも、レース中盤に1度井上選手のグループから離れてもう駄目かと思ったら、30キロ過ぎで追いついてそこからペースを上げてぶっちぎり。1年前のレースの悪夢を吹き飛ばして、五輪代表に大きく近づく日本新記録でのフィニッシュ。
そしてそのフィニッシュ前で見せた気迫あふれるガッツポーズとフィニッシュ後の涙。日本人で一番速いランナーが魅せたその姿はこれ以上ないほど痺れました。
大迫選手があんなにめちゃくちゃ頑張っているのに、「昨日2時間半走ったから」といってサボるわけにはいかないよなあと、(昼寝した後で)夕方にひとっ走りしちゃいました。勝手ながら彼の走りに勇気をもらいました。
今後ますますのご活躍を期待しているとともに、いつか同じマラソン大会で声を掛けることができればいいなあと思ってます。今まで走った熊本城マラソンでも北海道マラソンでも、すれ違う先頭集団は本当に格好良くて風のように去っていくので…。