日大アメフト問題に見る日本人の心
日大アメフト問題を見ているとやっぱり日本人の「心」が
乱れてるなぁと思ったら
何か書かずにはいられなくなってしまったわけで…
社会のゆがみと言うか人間の本性というか…
この「魑魅魍魎」なアメフト問題
ボクが気になっているのは
誰が言ったかどうかとかの水掛け論の話ではなく
「指導と選手の受け取り方に乖離が起きた」
という言葉の
「解釈の違い」にものすごい違和感を感じたことです。
団体競技は個人スキルのほかにアイコンタクトや
意思疎通といったものが重要な項目となり
その総合がチーム力になります。
そのためには信頼、尊敬、敬意など
言葉以外の情報をもとに相手の心情を読み取るコミュニケーション能力を高め以心伝心させなければいけません。
それを日大は「発言させない」「思考させない」と
絶対者に、物も言わせない絶対服従の意のままに操る組織を
作っちゃったわけです。
それで言う事を聞かず「乖離があった」って…
完全に独裁者ですやん。
これじゃあ規模は違えど
ヒットラーや北のお偉い方と一緒です?
中学・高校の部活レベルであれば理不尽な命令も確かにあるでしょう。
実際、ボクらの時もありましたし
それが絶対悪だとも思いません。
しかし
指導者と選手のゆがんだ支配構図が気持ち悪いのです。
指導者が守るべきは教え子の将来であり
学校や権力や私利私欲のものでもないはず。
精神的にどこまで追い詰められていたのかわかりませんが
言葉ではない何かと繋がっている関係であれば
このような問題にはならなかったと思います。
「勝利至上主義」はプロの世界なら理解できなくもないですが
学生時代において最も大事なのは「勝利」ではなく「教育」。
なぜに
教え子が自ら成長することに喜びを感じられなかったのだろう。
教育者の最大の喜びは、人の「成長」です。
人に投資できるという素晴らしい環境にありながら
なんか勘違いしちゃったんだろうなぁ…
乖離があるのは選手との間ではなく
あなた方が社会と乖離があると自覚して欲しい。
ありがとうございます!お気持ちは寄付させていただきます。