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あいさつことばに思う事。

 みなさん、こんにちは。
今日は社会全体として言葉の変化について、感じてきていることを書きます。きちんと挨拶をする、お礼を述べた際はお辞儀をするということは、私にとっては常識です。
 でも、世の中は時短だ、タイパだのいって、大切な部分を節約されて、省略されて、殺伐としてきていると思うのです。

 例えば、挨拶一つとっても、
「おはようございます」
「おっはー」とか、手を振るだけという人が多いように感じます。
「おはよう」が言えればまだましなのです。

つまり、「おはよう」という4文字すらも言わずに、すぐに自分の言いたいことだけを話し始め、挨拶もそこそこに、各自が言いたいことを話し始めてをれをさえぎるものがなければ、そのまま続くのであろう。
 同じ興味を持っていること、TV番組とか、流行っていることなどです。
学生などは、「うっす!」なんでしょうね。

うっす!

 子どもだけではない。
コンビニに行くと、
「いらっしゃいませ」ではなく
「いっしゃいせー」
と聞こえるのは、私が難聴?幻聴?なのか、
コンビニを出る時は、
「ありがとうございました」ではなく、
「あっざっせー」
なのである。
 
 なんだ?この現象はと思うのです。
いくら忙しいとはいえ、言葉を明確に発話していないと、それが癖になって、それが普通になってしまうのです。

怖いですね。
 例えば、企業で働いていると、それぞれの業界用語があるので、それはそれで、その企業の中で意思疎通ができれば問題はないとは思います。
 しかし、そのノリで、プライベートのお友達とのお話、会話の中で使ってしまうと、「何?そのなんとかって?」と疑問に思われてしまい、会話がスムーズに行かないことも出てくるだろう。

 それは、友人だから、許されるかもしれないし、それぞれが、別の企業で働いていれば、それはそれで、そういうものなのかもという、勝手な思い込みの先に、すれ違いが生じてくるのではないかと、老婆心ながら危惧するのであります。

 きちんと、話しましょうよ。
ていねいに話そうが、略語で話そうが、会話が成立すれば問題ないのでしょうが、結局は、同程度の人間が集うようになってくるのが、世の常だとも思うのです。

 言葉遣いは、人柄をも表すものなのです。



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