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じゃぁ、どうすればよいの?     目が点・・

 みなさん、こんにちは。
今日は、先日友人の相談にのった際のお話です。
 結構、会社のあるあるかもしれません。。

 友人Aさんは、とある支援施設で働いています。
ある日、支援施設で学んでいる一人(花子さんとしましょう)が、体調が悪いので、実家に帰るという話になったそうです。
 友人Aさんは、花子さんの個人の情報を当然知りません。
どのように、実家に送り届けるかを思案したそうです。
その際、いわゆる実家なり、身元引受人の情報が必要になります。
そこで、その施設の花子さんの個人情報を扱っている人に事情を話して、どこに送り届けるかを確認したそうです。

 そうしたら、花子さんの実家の情報なり、身元引受人欄が空欄だったそうです。
 そこで、友人Aさんは、とりあえず、近くのタクシー乗り場に一緒につきそったそうです。
 そして、タクシーにどーんと腰かけたとたんに、花子さんは自分の居場所が分からなくなって、パニックに陥ったそうです。(ここは、どこ?私は今どこにいるの?などなど)

 友人Aさんは、「こりゃダメだ!」と思い、一緒にタクシーに乗り、花子さんの実家はどの辺なのかを聞き出そうとしたそうです。
パニックを落ち着かせながらも、
 「幼いころお参りに行った近くの神社とか覚えている?」と聞いたところ、
花子さんは「そういえば、〇〇寺はある」と答えたそうです。

 そこで、タクシーの運転手さんは、すぐに理解し、花子さんの実家近くまで行くことができたそうです。
 ところが、〇丁目×番地までは、分かっても、その先の戸建てのどこかはタクシーの運転手さんもさすがにわからず、
ラッキーなことに、花子さんは、

偶然にも、
「そこ!」
と思い出してくれたそうです。

 友人Aさんは、来たこともない場所なこともあって、花子さんを送り届けてから近くの駅までタクシーで帰ることを想定して、タクシーの運転手さんに待っていてもらったそうです。
 花子さんを送り届け、実家には花子さんのお父様がいらして、事なきを得たわけです。

 そして、友人Aさんも、仕事場の作業所に戻ってきて、所長さんからいわれた一言が、

「よけいなことするんじゃない!」と言われ


目が点・・

 思わず、「じゃあ、どうすればよかったのですか?」と言い返したところ、
「タクシー乗り場で置いてくればよい」と言われ思わず

「目が点!」になったそうです。

 それはそうですが、一人で無事に帰ることができるかどうかわからない、おまけに実家の個人情報、あるいは身元引受人欄が空欄ではどうしようもないですよね。

 では、救急車を呼べばよかったのか?
警察を呼んだところで、何か事件が起きているわけではない。


救急車
おまわりさん

 作業所に来ている人たちの安全、安心の確保が全然できていないと、友人Aさんは、あきれ果てて、挙句の果てに自分がおかしいのかどうかを私に電話してきたのでした。

 友人Aさんは、いたってまともですし、親切の極みです。
どうも、最近の組織のあるあるで、何か事件なり事故が起きない限り、現場任せという、最低限のことですが、さぞ、大変だったと思います。

 本当に目が点になりますわ!
友人Aさんには、あなたはおかしくないですと伝えほっと一安心しました。


 

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