![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101209269/rectangle_large_type_2_2fab6dfbc47925a974a57ca29c68b7cc.png?width=1200)
桜が咲く季節に降る雨のこと
今週はずっとお天気が優れない。
桜の見ごろを迎えている今、晴れる日を待ち遠しく待っています。
なんでこんなに毎年桜の季節は雨の日が多いのでしょうか。
桜の季節に降る雨の言葉の種類の多さにはただただ驚かされます。
「催花雨」「春の雨」「菜種梅雨」「花時雨」「春雨」「春霖」「桜雨」「桜流し」「春夕立」「花の雨」
日本には俳句という文化があり、同じ意味の季節を表す言葉、「季語」がたくさんあります。
その中でも最近知った「催花雨」という言葉に魅了されました。
意味は、桜の花や菜の花などのさまざまな花の開花を促す雨。
言葉で表現をすると桜の時期に降るネガティブに感じるものも風情を感じて、雨もいいなぁと思えてくるから不思議ですね。
外で遊ぶことが大好きな息子は雨をどう思っているのだろうとふと思い、「今日も雨かぁ。〇〇ちゃんは雨好き?」と聞いてみました。
すると、息子の回答は「すき!」。
「何で好きなん?」と聞くと、「雨は、氷の粒がいっぱいになって降ってくるから。」と。
雨だと桜が散ってしまうとか、雨だと外で遊べないとか、できないことばかり考えてしまいがちですが、言葉で雨の表現を楽しむことや雨が降る現象のしくみを知ることで、雨を好きになれるという発見。
〇〇だったら、楽しめない。
〇〇だったら、残念な気持ちになる。
なんて、もったいない。
どんな日でもどんなことでも楽しむ方法はある。
そんなことを今日も4歳の息子と桜が咲く季節に教えてもらいました。
自然と子どもからは本当に学びが多いですね。
いいなと思ったら応援しよう!
![須山ゆず|ライター・暮らしと言葉の研究所](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63608944/profile_d5d17181d007777d01a8a018b117c614.png?width=600&crop=1:1,smart)