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2019-02-22 チーム作り・現場カイゼンに効く、RPAのいちばんやさしい進め方とその場で作るRPA #DevLOVE

2019/02/22 に実施された [DevLOVE Premium第2回]チーム作り・現場カイゼンに効く、RPAのいちばんやさしい進め方とその場で作るRPA のイベントレポートです。

●イベント概要
 今回のDevLOVE Premiumは、2017年あたりから、ブームとなっている、RPAです。登壇してくださるのは、「RPAしくじり先生」こと進藤圭氏。そして、RPAと言ったらこの会社、株式会社チュートリアルから、福田志郎氏に登壇していただきます。

●対象者
・RPAの導入を、検討している担当者の方
・RPAに限らず、社内に何か新しいコトを導入・推進しようと試みている方
・チームや現場の、『カイゼン』を推進しようとしている方

■RPAしくじり先生が語る!RPAのいちばんやさしい進め方

進藤圭さん ディップ株式会社 次世代事業準備室/dip AI.Lab室長

・皆様の脳の50%
  RPAだせぇ
  本当はAIをやっている人

●なぜエンジニアがRPAを知っておく必要がある?
  そもそも、エンジニアは忙しい
  エンジニアがどんどん減ってきている
  現場に応援は来ない
・なのに、低付加価値の開発で活動を阻害されている
  -> 自分たちが新しいことをやるためにRPAを

●RPAできることの例
  怪しい動きをしてないか社員の通信をチェック
  営業が動画見てる
  なぜかyahooを行ったり来たりw
  -> エンジニアの手を借りなくても自動化できるようになった!

●今日のテーマ
  1. RPAはチームとカイゼンだ
  2. しくじり先生のやさしい進め方
  3. RPA/AIはエンジニアをどう変えるか
  -> RPAの質問は #いちやさRPA で!

●ディップ株式会社
・バイトル
  メインのユーザーは10代

・10年後には人が明らかに足りない
  労働力を人からロボットへ!

・いちばんやさしいRPAの教本
  AINOW: AI専門サイト
  AI.Accelerator: AIのスタートアップをサポート
  RPA/AIのスタートアップはエンジニアが作るから、営業が弱い
  -> 本を出した

●RPAはチームとカイゼンの話だ
・コンセプトで失敗する
  -> 響かない
  働き方改革 = お前らの仕事、無駄が多くないか?
  改革にはコンセプトが必要
  大体の企業ができていない

・成功した導入事例で始めて失敗する
  -> 運用できない
  難易度が高い低いがある
  成功事例は氷山の一角
  チームで再現できるかが重要

・業務選定で失敗する
  -> ROIの高いところからはじめて、余計忙しくなる
  小さい業務で早い成功が必要
  必ずコケるから、改善しないと工数が削減できない
  3分くらいの作業、マニュアルがあるものから始める

・これだけ覚えましょう
  1. 〇〇改革(流行り言葉)
    -> チームに刺さってる?
      リンスタもそうだった。
  2. 成功事例があります
    -> うちのチームにあってる?
      どこが似ている?似ていない?を営業に聞こう
  3. おっきくやります
    -> おっきすぎない?改善できる?
      ちいさくできない?

・RPAは DO だけのシステム
  PDCAのDOだけ。
  チームで PCA をやらないとね

●しくじり先生のやさしい進め方
・3つのポイント
  1. 相手に刺さっているか?
  2. 身の丈にあっているか?
  3. 小さく、改善可能か?
  -> さっきと同じ。ここでリンスタ登場!

・私達がやってきた挽回策
  チームが動かない
    働き方改革 -> 帰宅が1時間早くなる
    みなし残業制度で、早く帰ったほうが得だった
    仮設を立てて、社内にテスト営業しにいく
    仕事がへる = Happyだった
    残業がへると給料が減る文化の会社もあるはず
    -> 相手にハマる課題と価値
  チームにあわない
    エンジニアが少ない、営業が沢山 -> クラウド型がハマった
    RPAの3つの型
      開発型
      オンプレ型
      クラウド型
    事例からではなく
      自社の実力、チームの実力から判断しよう
  どこから始めるか
    アーリースモールサクセス
      小さくさっさと終わらせる
    Wコスト
      通常業務 & RPA
      コケたら業務が止まる
    -> 短期で成果が出る業務
  どうやって業務を集める?
    アンケート
      時給、時間
      属人化
      苦痛か?
    一気に進めたがるが、手を付けるべき業務は
      コストが明確
      小さく定義が簡単
      現場が嫌気が差している
      -> 社員、日次、時間大、マニュアルあり、苦痛
    4業務でRPA導入が始める
      アンケートが普及していなければ、ワークショップ & 付箋で

●RPA/AIはエンジニアをどう変えるか?
・開発型、オンプレ型も入れてみたがコケた
・クラウドだと 3ヶ月くらいで元が取れた
  30業務くらいで、1社員
  windowsファイルを弄るなら、インストール型
    バナー広告を叩かせるようなツール
    -> GoogleDocsへUP

・RPAの成果は雪だるま式
  小さく試す
  ロボットつくってみる
    -> データを上げる
  AIで学習させる

・RPAは、現場チームが自律的に進めるカイゼン
  ここまでの話に、エンジニアが出てきていない!
  ロボットをパッケージ化して配る
  -> 現場で組み合わせてくれるようになる
    -> 野良の管理が必要になってくる

低付加価値開発はRPAにまかせて
エンジニアは高付加価値開発に行こう!

・自動化できるできないが判断できるようになる
  自動化できない
    やる必要がない
      -> やめる が一番効果高い
    やる必要がある
      -> アウトソーシング
  自動化できる
    判断不要、10万円くらいのROI
      -> RPA: 一番安いRPAが100万くらい
    判断必要、100万円位のROI
      -> AI: 一番安いAIが1,000万くらい

・自動化しても仕事はなくならないの?
  仕事は複数のタスクからできている
    1つの技術が出たくらいではなくならない
  雇用を創出もする
    教師データをつくる、チューニングするのは必要
    変わるだけ
  少子化対策、移民政策は成果が出たが、足りてない
    子供世代の未来で社会保障を回せない
    -> RPA/AIが対策になるかも
    -> そのために いちばんやさしいRPAの教本 書きました

・3つのポイント
  1. RPAはチームとカイゼンだ
    チームを変えるきっかけ
    エンジニアより現場にやらせるツール
  2. しくじり先生のやさしい進め方
    アンケートで業務を選ぼう
    ツールを選ぼう
  3. RPA/AIはエンジニアをどう変えるか
    エンジニアのマクロづくりの作業がへる
    業務チームの作業がアグレッシブなものに変わる
    仕事がへるって説は、粗い

・カイゼンチームいちやさRPA
  トヨタ式のカイゼンをやっているだけ
  嫁もこれでゲット
  言うなれば人生
  -> カイゼンとチームで未来を変えれるんや!
  -> 少子化対策の先進は日本!

●QA
・RPAの導入反対されなかった?
  された。
  その人をRPAを進めるハンドラーにする
    労務
      誇りを持っているが、やりきれていない部分もある
      これをできるようにする工場を作る工場長になってもらう
  それでもだめな人もいる
    トップダウン
  両面が必要

・仕事なくなってしまった人はどうなる?
  人は、仕事がなくなれば自分で探してくる
  できない人もいる
    キャリアプランを作るようにもなった

・どうやって作れる様に進めた?
  自動化することで評価される役割をつくった
  作り方、ものをセットで持たせる
  効率化マニアと業務を知っているおじさん・おばさんをセット

・やめる選択の前に怒られてしまわないか?
  「できてない」の判断データは「誰が」がわからないように取ってくる
  やめるときは基本的に現場で判断
  トップはそこまで見えていないもの


■RPA開発の現場と成功へ導くチーム

福田 志郎さん 株式会社チュートリアル 代表取締役

●RPAつくってみます
・RPAとは何か?
  画面を認識して、マウスとキーボードの操作を代行
  目、キーボード、マウス
  -> 操作を覚えさせて、1つの業務になる

・RoboticCrowd
  クラウドで動く
  chromeがあればどこでも
  サーバーや端末の管理不要

・月額10万円で1440時間働く
  -> 時給 70円

・DEMO: 交通費申請のチェック業務
  エクセルの交通費申請ファイル
    乗車駅、降車駅を確認
    web siteで料金を調べて
    結果をエクセルに記載
  -> やりたくねー
  -> なくしていこう!

・RoboticCrowdの概念
  ・アクション
    ロボットの操作
  ・タスク
    アクションや制御(分岐、繰り返し)
  ・ワークフロー
    タスクのつながり
    ※実行のタイミングでロボットを作成する

・ポイント
  業務の自動化には抽象化が必要
  エクセルの関数を覚えるのを楽しむ感覚
  わからなかったらチャットで!
    すぐにサポートします!

●RPAの開発チーム
・チームで進めよう
  ・ワークフローを作るのは一人
  ・問題、課題意識を共有

・チームの構成
  旗振り役
  作る人
  お客役

・チームづくりのポイント
  1〜3人で始める
  孤独を恐れない -> 必ず報われる日が来る
  業務をヒアリングした人が間違えることもある

・チーム化
  小さなチームが小さな成果
  社内で成果を宣伝
  社内でモテモテ

・また止まったんかよーで、イライラしない
  エラーに対する不満解消で、担当者がレベルアップ!

・大切なこと
  問題に集中して、誰かを責めない
  一緒に考えて、歩留まり改善

●QA
・すでに使っているツールと組み合わせる場合
 どっちの問題かを防いだりしている?
  していない
  入力、出力を定義しよう を伝えている

・どこで使われている?
  web系のお客さんが多い

・オンプレのシステムにはアクセスできない?
  VPNサポートしています!

・業務チームの人がハマるポイントは?
  分岐、変数、繰り返し


■感想

今日のお話を聞いて、お客さんと捉える相手が、業務部門のメンバーか、エンジニアかの違いだけで、RPAもDevOpsも同じことを考えているんだなと実感できました!

今実現できている、実現が見通されているのは 特化型のAI までで、人の仕事は新しいものに置き換わるだけ。少子化で生産年齢人口が減っていく中で、何を機械に任せて、何を人がやるべきなのかを考えて動いていきたいですね。

ワクワクするお話をありがとうございました!


次回のDevLOVE Premiumは、2019/03/22 ドメイン駆動設計 本格入門 です。


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