2020-07-30 BPStudy#155〜要件定義・仕様化・実装の継ぎ目をなくすCCSR開発手法 #bpstudy
2020/07/30 に開催された BPStudy#155〜要件定義・仕様化・実装の継ぎ目をなくすCCSR開発手法 のイベントレポートです。メモが取れない環境での参加だったので、スライドのリンクと感想です。
●イベント概要
今回のBPStudyはCCSR開発手法がテーマです。(CCSR=Continuous Concurrent Stepwise Refinement: (継続的・並行的・段階的な発展))
CCSR開発手法とは増田亨さんが開発している要件定義と実装をつなげるための手法です。
第1部は増田亨さんにCCSR開発手法について説明いただきます。
CCSR開発手法では、要件定義にRDRAを採用してします。
第2部では、RDRA開発者の神崎善司さんに「CCSRを実現するRDRA活用法」というテーマでお話いただきます。
第3部は、お2人をパネラーとしたパネルディスカッションです。
■ソフトウェア開発のやり方の改善
増田 亨さん [システム設計]
●関連情報
・CCSR手法の解説記事
●感想
つながりで理解するアプローチにとても共感しました!
2010年頃から、フェーズごとの一覧と詳細での整理に限界を感じていて、USDM/XDDPの要求〜仕様を階層で整理、変更のトレーサビリティをマトリクスで把握するアプローチに感動しました。ただ、このアプローチでは手続き間の関係を整理する形になってしまい、DDDで進めていくには、別でドメインを整理する必要があり、うまく活用できずにいました。
RDRAを知ってからは、ICONIXとの組み合わせで進めたりもしましたが、抽象度の違いを埋める部分は別で考える必要があり、やはりうまく活用できずにいました。EnterpriseArchitect RDRAアドイン、jigとの連携でどのように実装とつないでいくのか、とても楽しみです!
業務システムの主活動が、顧客/売買契約/調達の予定/実績の管理、それらのつながりの管理になっている、というのはすごい分析ですね!つながりを捉えていくことで、対象の傾向が見えるようになり、同じ分野でのパターンも見えてくる。どんなパターンが整理できるか、とてもワクワクしますね!情報を追いかけていこうと思います!
■CCSRを実現するRDRA活用法
神崎 善司さん [バリューソース]
●関連情報
・RDRAの概要とリモートワークでの進め方
●感想
MVPの説明がわかりやすくて驚きました!前提知識のない人へのMVPの捉え方の説明は、スケボー→車の図、ユーザー体験や、USMでの深さの切り分け、UXピラミッドの縦割りなどを試してきたのですが、いまいちしっくりくる説明ができずにいました。「基本特性の確認」「試験コースで走れる」「公道を走れるが売れない」「市販できるレベル」これならイメージしやすいですね!
計画的な手戻りの流れに驚きました!
・つながりが多いものの変更が手戻りが大きくなる
・情報/状態/バリエーション がつながりの多いコア部分
・仕様間は依存関係があるので、進めるもの以外は暫定仕様
暫定仕様が決められる詳細度まで進める
・仕様化で固まった仕様をRDRAに反映
・影響を確認しながら計画的に手戻りする
いつも肌感で影響が大きい部分を選んで進めてきましたが、RDRAのトレーサビリティがあれば、定量的に判断ができるようになりますね!
■より詳細なレポート
学びとワクワクをたくさん頂けました!
登壇者の皆さん、運営の皆さん、ありがとうございました!!
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