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全国に三千余社、白山神社の総本宮へ。

今もっとも気になる菊理媛さまを訪ねるシリーズの第三弾!

兵庫県の「六甲山神社」、京都市中京区の「白山神社」につづき、念願だった白山神社の総本宮、石川県の白山比咩(しらやまひめ)神社へ。

御祭神の菊理媛(くくりひめ)さまは、伊邪那岐命と伊邪那美命ご夫婦の喧嘩の仲裁にひと役買ったところから、ご縁をくくったり、腹をくくってくださる、くくりの女神さまとも言われている。

“菊理媛さまに会うなら、最終的には総本宮に行くっきゃないよね!”

いつからか、そう心に決めていたけど、その日は意外と早く訪れたのだった。



旅のはじまり。

訪れたのは、5月1日。ちょうど「お朔日まいり」の日。

JR京都駅から金沢駅までは、特急サンダーバードと新幹線を乗り継いで2時間ちょっと。意外と近かった。
金沢駅で在来線の普通電車に乗り換え、隣の西金沢駅へ。そこで北陸鉄道に乗り換えて、目指すは鶴来駅。

鶴来駅から目的地まではバス移動になるけど、これが1時間に1本あるかないかで本数が少ない。
断然、レンタル自転車がオススメ!
駅の前方にある白山市鶴来支所の1階で借りることができた。

途中のカフェで飲み物を調達し、それも含めて30分もかからず目的地に到着!


白山比咩神社の見どころ(表参道)

境内には、表参道・北参道・南参道と3つの参道があり、見どころが多いのは表参道側。

御由緒。
一の鳥居。結構大きめ(高さが⒍4m)
昔ながらの風情を感じる表参道。


途中には滝が流れ、御神木の老杉がそびえ立つ。

琵琶滝。
樹齢800年の老杉(白山市指定天然記念物)。

鳥居を何度かくぐった先に、境内摂社の荒御前(あらみさき)神社が。
御祭神は、荒御前大神・日吉大神・高日大神・五味島大神の4柱。

二の鳥居。
三の鳥居。
荒御前神社。本殿に進む前にご挨拶。


神門をくぐると、本殿は目の前に。

本殿前の弊拝殿。(本殿はこの真裏)
幣物(へいもつ)を捧げる場所が「幣殿」で、その幣殿と拝殿が一体化しているのが「幣拝殿」。

シンプルかつ立派な造りの弊拝殿。こちらで拝ませていただくと、なんとも言えない心地よさを感じた。
他にも熱心に祈りを捧げる方たちがいらっしゃる。

ふと天井を見上げると、疾病退散と書かれた「ヨゲンノトリ」の飾りがあった。(明かりかな?電気コードっぽいものが見えるので。)

疾病撃退のご利益があるとの言い伝えのある「ヨゲンノトリ(双頭の神鳴る鳥)」。
弊拝殿の左手にある御神木。
飲める白山の伏流水。

先ほどの神門をくぐった右手には、蓋がされた井戸のようなものと、白山奥宮の遥拝所。

井戸っぽい何か。
遥拝所に祀られているのは、「白山三山」の形をした大岩。


白山比咩神社の見どころ(北参道・南参道)

北参道側には水汲み場があり、白山の伏流水を汲んで持ち帰ることもできる。


そして面白いのが、南参道側。
禊社と禊場がある。

地上の楽園ですか?めっちゃキレイ!
禊社。神域につき、近くには立ち寄れない。

境内に禊場があるのは全国的にも珍しいのでは!?(私ははじめて見ました。)

清らかな白山霊水で身と心を清めるとは、なんとも贅沢な神秘的体験!
滝行は遠慮するけど、こちらでなら禊がれてみたい♪

禊場のお隣には、境内末社の住吉社が。

住吉社。禊祓いの神さまが祀られている。

住吉社を出て、拝殿へと戻る道の途中に、亀岩の手水鉢が。

おめでたいので、あやからせていただこうっと♪
ごつごつしてるけど、どことなく可愛げのある岩。


あとがき。

いただける御朱印は1種類のみ(直書き)。

山野草のハクサンシャジン(白山沙参)のスタンプがかわいい。

キキョウ科のハクサンシャジン。花期は7〜8月。(画像はこちらでお借りしました。)

実際に訪れてみると、自然が豊かであまり観光地化されていないし、広々とした境内はとても居心地がよかった。

ちゃんと神様のご存在も感じられるような神聖な空気感で、熱心に通われる方がいるのも納得。

今後も幾度となく訪れたくなるような、そんな神社だった。


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