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志摩日帰りの旅。

たまたま、ある霊能者のYouTubeを観ていた。


”南海トラフ地震は来ます。必ず来ます。
大難が小難に、小難が無難になるよう、ぜひ行っていただきたい神社があるんです。”


関西に住む者としては見過ごせない情報だった。

その神社に行ったからといってどうなるってことでもないし、来たるべき時の覚悟と、備蓄などの準備をするしかない。でも、なぜか、
”本能が求めている”
そう感じざる負えません!!

ということで、行く!と決めてから3日後、行動に移すまでは早かった。



いざ神社へ!の前に。

大阪・鶴橋から近鉄で、まず鳥羽に向かった。

赤いぜ!伊勢志摩ライナー

鶴橋10:16発ー鳥羽12:09着。
特急電車「伊勢志摩ライナー」で1時間53分。まあまあ掛かる。
鳥羽で普通電車に乗り換えるんだけど、神社の最寄り駅周辺は店も何もない。

近鉄鳥羽駅。駅名のかわいい看板。

もうお昼のいい時間だったので、鳥羽でランチをすることに。
ちょうど改札を抜けた先に軽く食事ができるところがあったので、そこで昼ごはん。

「かもめテラス鳥羽」の鳥羽SOBA (WHITE)


鳥羽SOBAは3種類あったので、WHITEバージョンをチョイス。
トロトロのとろろに絡めていただく温かいそば。かつお風味の御出汁が効いてて、あっという間にペロリ!
おいしかった。

お腹もいっぱいになったところで、普通電車に乗るまでにまだ時間があったので、近くの鳥羽マルシェや海を眺めることに。

向こう岸に大量の白いかもめがぷかぷか浮いている。


青い海。見てるだけで癒された!


観光船かな?模様がおしゃれ。

この日はとてつもない強風で、何度も吹っ飛ばされそうになりながら写真を撮ったら足早に退散~!

マルシェでも、特に購入したいものはなかった。

電車も来たし、鳥羽を後にして、いざ!神社へ!


目指すは。

鳥羽を離れ、いよいよ旅のメインである神社へ。

最寄りの無人駅から歩いて約5分で到着。
伊雑宮(いざわのみや)」。「いぞうぐう」とも呼ばれている。


こちらの神社は、伊勢神宮・内宮の別宮だ。

別宮は、正宮に準じる格式の高いお宮のこと。
「正宮のわけみや」という意味で、正宮と関係のある神様が祀られています。

出展:四季の旅

過去に、伊勢神宮の内宮・外宮を訪れているけど、いつ行っても参拝客でごった返すイメージ。人が多い場所はできれば遠慮したい・・・

そちらに比べて、「いぞうぐう」は参拝客もまばら。
これならゆっくりできそう。

大阪からはるばるやって来て、はやる気持ちを落ち着かせながら、
いざ入神~!(神社だけに)


まっすぐに立つ杉と斜めに伸びようとする杉。

しばらく進むと、二本の杉が出迎えてくれた。
何があったかわからないけど、斜めに伸びてても堂々としている。

さらに進むと、いよいよ本殿が見えてきた。
境内はそれほど広くない。

背の高い木々に守られた空間

猛烈な風が吹き荒れているけど、とても神聖な空気を感じる。


シンプルかつ格式高い趣き。

だんだんと近づいてきた。心臓が高鳴る・・・いよいよご対面だ。


恐れ多くも、少し離れたところから遠慮気味に撮らせていただく。


きた。

ついにきた。
やっとたどり着いた。
ありがとうございます・・・。

手を合わせてまもなく、何とも言えない感情がじわじわとこみ上げてくる。しばらくその場を動くことができない。

こんな感覚は生まれてはじめてだ。


感謝の念というか、”ほんとにここに来れてよかった”というほっとした安堵感のような、例えようのない不思議な気持ちだった。

やはり、ここは素晴らしいエネルギーを放つ場所に違いない。


この場所を訪れるきっかけとなった霊能者は言っていた。
「地震があるなしに関係なく、ぜひ行っていただきたい。ほんとに素晴らしいエネルギーがある神社です。」

その言葉は嘘ではなかった。

今回の参拝後に浮かんできたキーワード
「思い出す」。
それらは、神社で受け取ったエネルギーがそう感じさせたんだろうか・・・


磯部の御神田。

”万物に神は宿る”

古来から日本ではそのように考えられ、もちろん田んぼも例外ではない。日本各地に田の神を祭った行事が現在も遺っているようだ。

「いぞうぐう」の隣には、御料田(神々に供える米を調達するための田んぼ)というのが存在する。


御神田のタイムスケジュール


重要無形文化財にも指定されており、毎年6月24日には「御田植祭」が執り行われる。

漁業者を中心とした裸男が、航海の安全や豊漁を願い大団扇をつけた忌竹(いみだけ)を奪い合う竹取り、田楽にあわせ伝統的な衣装で行う田植え、伊雑宮まで唄をうたい進む踊り込みなどが行われる。

出展:日本遺産ポータルサイト

磯部の人々はこの神事に親しみを込めて「御神田(おみた)」と呼び、特別な思いを寄せている。


果てしなく広がる大空とともに。


目の前に広がる田園風景。

それほど広くはないけど、きれいに整備されている。この辺りは土足で立ち入るのをはばかられるような空気感が漂う。
磯部の人たちにとって、なくてはならない特別な場所だ。


旅のまとめ

それでは、今回の旅の戦利品。


左から御朱印・剣祓・守祓

日付と神社印のみのシンプルな御朱印。御朱印帳を家に忘れてしまったので書置きをいただいた。

そして、何の因果か?・・・
剣祓の板の先端部分が折れていた。(無造作にリュックに入れた罪!?)
ひょっとして災いか何かの身代わりになってくれたのだろうか?
(と思うことにした。)

守祓は常に携帯しておくと良さそうだ。


不思議な感覚が呼び起こされた今回の日帰り旅。
剣祓の買い直しも含めて、今後もまた2度3度と訪れたくなる場所だった。


ビスタカーの上下段に分かれる階段付近。


帰りは、近鉄特急名物「ビスタカー」に乗って家路を急いだ。



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