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諏訪家の始まり

こんな時間に珈琲飲んで煙草吸うとは何事や。けしからん。
人間の屑や己は。

昨年6月から通っていた就労移行支援事業所(障害者の職業訓練所みたいな所)で培った、社会人としての生活リズムがものの見事に破壊せしめられたのは、諏訪家を始めたからに他ならない。
 
遡ること2024年11月末頃。

風邪を引いた。変な咳が止まらん。
怖い。
鼻水が我先にと溢れ出てティッシュがまるで紙屑の様に消費されていく。
悲しい。
身体の節々ではトラクターが熱狂、暴走したかと思えばぼーっとして目がしパしパするし熱が下がらん。
しんどい。

これは障害の影響も関わっているのかもしれないが、昔から風邪に弱い。
うつ状態が非常に強く出て心も身体も本当に危うくなる。

Youは双極性障害というものをご存じだろうか?
あまり詳しく書くと長くなるので今回は簡潔に記すが、僕はそれである。
医者曰く双極性障害Ⅱ型だそうだ。
簡単に説明すると健常者諸君よりも、気分の浮き沈みが激しく、その威力たるや社会生活に著しく支障をきたすほどだそうだ。納得のご意見だ。

そいでまあそれでも頑張って事業所に通所してたんだけども、遂には限界がきて早退して翌日休んだ。
頑張って通所してたのに。のに!
体調を崩して休むことが不甲斐無く、とても悔しかった。
ええい風邪畜生め。人でなし。この風邪症候群!急性上気道炎野郎!

と罵詈雑言浴びせたところでそれは自分の体内諸共罵倒しているわけで虚しくなったし、それで治るわけでも無しに休んでしまったものは仕方がない。
社会人たるもの休むことすら仕事だという話だ。

よし、ほなゆっくり休みまひょいうことで安静にしていた。

安静にしているとガサガサする。

これは医者にあんたADHDでおますと診断されたわけではないので性格の一部かもしれないが、時折無性にガサガサして仕方がない時がある。
頭を枕にどう向きに置いても定まらない。
布団を掛けると暑いし除けると寒いし、シーツの皺が背中の線に合わなくて気に食わない。節々が痛い。
許すまじ風邪。

どうにも眠りには落ちっこ無さそうなのだが出掛ける訳にもいかないので、ギターでも弾くかと座椅子に座り炬燵の電源を入れた。

不思議なもので、何かに集中すると人間辛さを忘れる場合がある。

この時、『君はいつでもゲレクシス』と『月光』の2曲が誕生した。

これを旧知の友、小島ふかせにえいやあと送り付けたところ、絶賛の末、「わし歌いたいわ。諏訪家でやろや」と言ってくれた。

と、とどのつまりこの2曲の誕生が、諏訪家の始まりのきっかけになった。
延いては風邪さん感染してくれてありがとうという話にもなる。
何故なら此度の始動の結果、2025年3月14日(金)にサブスク配信が開始され、諏訪家の音楽をあなたに届けることが出来るからである。

本当に嬉しく思うし、あり難い話だ。
今後の諏訪家を楽しみにして欲しい。


あ、厳密に言うと諏訪家は実際、7年位前から存在していたのだが、その話をするとこれまた長くなるので、機会があれば書こうと思う。

ほなまた宜しゅう言うといて。


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諏訪健太郎@諏訪家
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