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【饂飩美味紀行】#28 池内うどん店(香川県綾川町)

■ 香川県綾川町の位置

香川県綾川町は、古き江戸の時代には讃岐国の一部として知られ、四国の中央に位置しており候。東は高松に接し、西は琴平に至り、南には険しき山々が連なり、北には広がる讃岐平野が見渡せ候。町内には讃岐山脈の一部が控え、自然豊かな土地柄にて、風光明媚な地として名高く候。綾川の地は、商人や旅人が往来する道も整い、物資の流通も賑やかに行われし時代であったと伝えられ候。


■ 店舗外観


■ 饂飩絵図


⦅🌟🌟🌟☆☆⦆うどん1玉 ※撮影 2023年3月

■ 饂飩膳の記録

綾川街道にて見つけた「うどん」の看板

この日も、朝餉(あさげ)はうどんと決まり申した。宿屋を後にし、羽床へと向かう道すがら、左手に「うどん」と書かれた看板が目に入る。馬車を停める場所もなく、道端にそっと駐馬し、いざ暖簾(のれん)をくぐりてみれば、そこは民家の如き素朴なうどん屋。これは、まさに隠れたる名店か。


路地を抜けて現れし、簡素な席

暖簾をくぐり、中へと進み候うと、裏手へ回るよう促される。狭き路地を抜けると、そこには簡素な長椅子とカウンター席が現れ申した。まるで誰かの家へ招かれたかの如く、温もり溢るる佇まい。しばし待つと、女将(おかみ)が「何にいたします?」と声を掛け、「冷(ひや)で1玉」と注文仕り候う。瞬く間に茹で上がったうどんを丼に盛りて差し出され候う。


鮮やかなる薬味、ネギと鬼唐辛子

会計を済ませ、無料の薬味所に足を向けると、そこには鮮やかなる刻みネギと「鬼とうがらし」が所狭しと並びて候う。鬼とうがらしとは、乾燥唐辛子を粗く砕きたるものなり。これを一振りすれば、うどんに辛味が加わり、引き締まった味わいとなる。少しばかりの量でもその辛さは強烈なれど、うどんとの相性はまた格別なり。


程よく冷やされた麺、コシのある一品

外に出て席に着き、うどんに醤油を垂らし、一気に啜り候う。冷といえども氷水で締めたわけではなく、程よき温度。麺の締まり具合も申し分なく、歯ごたえあるその食感は心地よきこと限りなし。醤油の風味が引き立てるシンプルな味わい、まさにうどんの真髄を堪能するひとときなり。


1玉をペロリと平らげる

1玉もの量なれど、気がつけばあっという間に平らげ申した。しっかりとした太麺にもかかわらず、胃に負担を感じさせぬ軽さがまた不思議。これぞ、讃岐うどんの技と申すべきか。


隠れたる名店の讃岐うどん

素朴なる外観ながら、その味わいは絶品なり。新鮮なる薬味とコシのある太麺が、讃岐うどんの魅力を余すところなく引き出し候う。この隠れた名店で、これからも讃岐うどんを味わい尽くし、再び足を運びたくなることであろう。




■ 店の評判帳



■ 食通評判帳



■ 詳細な絵図



■ 推奨取り寄せ(宣伝)

拙者が聞き及ぶところによれば、岡坂商店なる老舗粉問屋、創業は昭和三十年に遡るゆえ、誠に由緒正しき業と申せよう。この本場さぬきうどん、さながら香り高き小麦粉の逸品にて、その品質たるや、粉師としてのこだわりと心意気が溢れておる。讃岐山脈の麓にて、親子三代にわたり粉と向き合い、情熱と職人技をもって日々精進しておる様子、まさに見事と申すほかありませぬ。



◇ これまでの饂飩美味紀行のあゆみ



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