【饂飩美味紀行】#34 七福うどん(福岡県桂川町)
七 福、 こ こ に 極 ま る。 出 汁 が 奏 で る 福 の 旋 律
■ 福岡県桂川町の位置
桂川の里は、筑前国の中央に位置する静穏なる地なり。北は小倉藩領、南は嘉麻の郷や飯塚の地に続き、西に博多の商都を望み、東は豊後の山並みへと連なる。町名の由り所ともなりし桂川は、悠然と流れ里の暮らしを潤し、四季折々の趣を映す清流なり。
その地形たるや、山並みと平野とが交わる風光明媚なる景にして、往昔は炭を産する地として賑わいし土地なり。坑道の音や煙の立ちのぼる様は、かつての繁栄を物語り、いまやその跡地は歴史を語る遺構として残れり。されど山川の恵みいまだ豊かに、農を営む人々の手によりて、里は静かなる活気をたたえたり。
道筋はよく整い、鉄の車(くるま)の通う道もまた新たに加わり、北九州や博多の地との往来もたやすければ、馬車や輿にて旅する者も難渋を感じず。桂川の地は、自然の恵みと古の趣きとが調和する安らぎの郷なり。江戸の世においても、かかる地にて四時の営みを愛でる人々の暮らしは、実に心和むものと申せましょう。
■ 店舗外観
■ 饂飩絵図
■ 饂飩膳の記録
七福の地へ、麺を求めて馬を飛ばす
時は土曜日の昼下がり。拙者、心酔する饂飩を求めて馬を飛ばし、「七福うどん」へと参じ候。店内に足を踏み入れれば、粋にして穏やかな空間が広がり、耳に響くは七福うどんのテーマソング。これがまた、いかにも福を招く調べよ。
迷い断ち切り、拙者「ごぼう天うどん」を所望す
店の品書きを見れば、手打ちの二八蕎麦や自然薯なる名物が並び、いささか迷い申した。しかしながら、初陣においては王道を貫くべしと心得、「ごぼう天うどん」を頼み申した。
ほどなくして運ばれたる饂飩、これぞ風雅の極みなり。薄く切られし揚げたての牛蒡(ごぼう)天がたっぷりと盛られ、香ばしき香りが食欲をそそる。近頃流行りの太き牛蒡天とは趣を異にし、歯応えの妙と噛むほどに広がる牛蒡の風味。まさに、天麩羅の真髄ここにあり。
出汁の一滴、拙者の心を掴む
その出汁をひと口すすれば、拙者の魂まで揺さぶられる味わい。昆布と鰹節の香り高き旨味が、まるで剣舞の如く舌の上で踊る。塩加減と甘みが絶妙に調和し、この汁の一滴をも無駄にしたくないとさえ思うほど。
麺が語る、職人の技
麺は弾力あり、啜ればつるりと喉を滑り落つ。しかも、品書きには「細麺にも替えられる」との記述。されど元の麺が既に少し細めにて、これよりさらに細き麺とはいかなる世界か?次なる訪問の楽しみが一つ増え申した。
店の者たちの心遣い、これもまた味の一部
接客もまた見事にて、言葉遣いは柔らかく、所作は丁寧。料理の腕前のみならず、店全体に漂う温もりが拙者の心を打つ。ここには、確かに福が宿っておる。
次回は、蕎麦と自然薯に挑む所存
この一椀にて、拙者心の腹は満たされ申した。されど、品書きにある蕎麦と自然薯もまた、試さずにはおれぬ魅力。次回の訪問に向けて、期待が膨らむばかり。「七福うどん」、その名の通り七つの福を味わうため、再び馬を駆ける日が楽しみでござる。
■ 店の評判帳
残念至極ながら、店の評判帳を見出すことが叶わず
■ 食通評判帳
■ 詳細な絵図
■ 推奨取り寄せ(宣伝)
五木食品の「生タイプ麺」、これぞ現代における逸品中の逸品にござる。拙者にとっても、これは幼少の頃より家に常備されており、うどんと申せばこれ一択というほどの、心の糧(ソウルフード)にござる。生麺の風味を保ちながら、常温保存を叶えたその技は、まさに妙技の一言なり。
この五木食品殿、そもそもは肥後国(熊本県)にて創業されたる老舗なり。明治十一年より数えて百四十余年、麺づくり一筋に励み、伝統を重んじつつも、新たな工夫を惜しまぬその姿勢、誠に敬服に値するものぞ。
鍋も釜も要らず、電子の火鉢(電子レンジ)で手軽に調理できるこの利便性。されど味わいは本格にして、忙しき者たちの強き味方となること間違いなし。五木食品の麺には、肥後の誇りと職人たちの魂が込められておる。
諸君、この麺一杯にて、心も体も温まるひと時を得てみるべし。五木食品の「生タイプ麺」、これぞ侍としても胸を張ってお勧め申す一品にござる!
◇ これまでの饂飩美味紀行のあゆみ
◇ 饂飩食いだおれ絵巻
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