巨人の主力打者のこれまでの成績
こんばんは、すずです。
今シーズンの巨人はセリーグの首位を走っていますが正直「上手く勝っている」状態で「勝つべくして勝てている」とは言えない状態です。
何が言いたいかというと、主力選手はあまり元気がないんですよね。
この記事では8/9までの成績で主力選手がこれまでどんな成績なのかまとめてみようと思います。
100以上の選手で打数の多い順に7選手を調べてみました。
坂本 勇人 #6
巨人の頼れるキャプテン。19年は自己最多の40本塁打でリーグ制覇に貢献。最優秀選手のタイトルも獲得しました。
月間の打率と出塁率はこのようになっています。
うーん。右肩下がり。。。
6月こそ.289あったんですが、8月は.133と大ブレーキ。
打率と出塁率に約1割の差が出ています。10打席あるとしたら、1打席は四球で+1回出塁できてるという計算になります。
19年は打率.312、出塁率.396。18年は打率.345、出塁率.424。
例年より四球を選ぶ率は高いのですが、これは昨年の活躍で相手マークが厳しくなったのと、坂本自身も打ちにいってないのかなと思います。
次に対戦チーム別に見てみましょう。
広島戦では2割も出塁率との差がありますね。中日戦も開きがあるかな。
打率は阪神戦では打てていますが、特に中日戦では打てていません。
今月は阪神戦が後3試合、中日戦は6試合あります。
来週のヤクルト2連戦、中日3連戦でキッカケを掴めるといいんだけど。
丸 佳浩 #8
優勝請負人の丸です。よく「巨人に移籍すると打てなくなる」と言われますが、持ち前のマイペースで打率.292、27本塁打、89打点と活躍しました。
月ごとの成績を見ると、7月に月間打率.301と復調気配。僕も「丸復活」という文字を打った記憶があります。ただ8月は6月より悪い打率.097と1割以下。出塁率も2割以下と出塁すらできていません。
次は球団別の成績。
極端だな、、、。
ヤクルトとDeNAとの対戦成績はいいですね。ただ中日、阪神、広島が悲惨。週明け12日からヤクルト2連戦なので、ここで復活して欲しいですね。
特に阪神戦。打率1割以下、出塁率で1割。。。
岡本 和真 #25
巨人の若き主砲。今年は二代目若大将を襲名しました。
今シーズンはプロ通算100号本塁打の達成も見えてきました。
今シーズンは本塁打王と打点王の争いをしています。
開幕ダッシュは完璧で一次は打者タイトル10冠でした。そこから急降下で8月は月間打率.156、出塁率も2割ほど。どこか痛めてるんじゃないかってほどの大不振。ちょっと心配ですね。。。
球団別だとヤクルトで打率が約4割。広島も3割近くあります。
一方でDeNAと中日は2割ほど。出塁率も3割以下です。
週明けのヤクルト戦に丸と岡本で希望を持っていいものか。
パーラ #88
現役バリバリで昨年はワールドシリーズ制覇のメジャーリーガー。シャークダンスはもうファンの皆さんにはお馴染みになりました。基本は軽打で打率を残すタイプなんですが、阪神との開幕カードでは本塁打を放ちパワーもあることをアピールしました。
開幕が遅れたことが功を奏したか6月は打率.290、7月も.313。8月になり.133と大ブレーキもチームに欠かせない戦力になりました。
四球はそれほど多くなく、先の3人と比べると打率と出塁率の差はそれほど大きくありません。インコースから真ん中低めでストライクからボールになる変化球を振って三振の絵をよく見る気がします。
日本の変化球への対応はできてきていると思いますし、コンパクトに合わせにいくバッティングなので、3割前後は期待できるのではないでしょうか。
これまた偏りましたね。。。
DeNAと阪神には打率3割超えでOPSも1.000を超えています。
特にDeNA戦かつ横浜スタジアムだと打率は.833と跳ね上がります。
一方、ヤクルトと広島には打率2割以下で、特に広島戦は打率.148でOPSは.300台。
ちなみに、投手の利き手別では右が.284、左が.276とほとんど差はありません。オープンスタンスの左打者なので左に弱いイメージがありますがそんなことないんですね。
中島 宏之 #5
昨年は大幅な年棒減を受入れ背水の陣で挑む今季。OP戦から好調で開幕一軍、ファーストの定位置争いをするベテラン選手です。
中島といえば怖いイメージもあるんですが、パーラによくネタにされていたりと本人も満更でもない様子。上手くチームに溶け込めてよかったねってすごく思ってます。笑
それでは月別の数字を見てみましょう。
開幕はファーストのレギュラーとして出場も打率は.258。しかし四球がとても多く1割以上も出塁率を上げています。
7月に調子を少し崩し北村、大城、ウィーラーとファーストは確固たる場所ではなくなってしまいましたが、8月は打率.286と復調。
球団別の成績はこれまでの4人と比べると大きな差はありません。どのチームでも、どんな相手でも一定の数字を残しています。
広島以外は四球も多く、出塁率を押し上げています。
もうちょっと全体的に数字が上がってくると安心して見ていられるのだけど...笑
大城 卓三 #24
今シーズンから背番号は24に。開幕直後に小林が離脱し急激に出場機会が増えました。昨年は6本塁打でしたが今年は二桁本塁打を目標に打てる捕手として活躍できるか。
初めて二つの線が右肩上がりに👏
6月は負担が増したためか打率は2割以下に。7-8月は好調を維持しており8月も高打率をマークしています。
球団別ではDeNA以外は3割を超える数字を残しています。
特に中日と阪神。直近の阪神3連戦では10打数4安打、中日3連戦では2試合出場で9打数3安打。8月はDeNA戦がなく、中日との試合が多いので大城の活躍には期待したいです。
ヤクルトの数字で出塁率の方が低いのはバグではありません。打率は安打数÷打数で計算されるのに対して、出塁率は(安打数+四球数)÷打席数です。つまり、犠打と犠飛があり四球がないと出塁率の方が低くなります。大城は対ヤクルト戦で四球0で犠飛が1のため1打席分出塁率が低くなっています。
吉川 尚輝 #29
これまでは度重なる故障で期待されつつも結果を残せず背番号は今季から29に。レッズの秋山(元西武)も「最多安打を更新するなら吉川尚」と評価する逸材です。
今シーズンは開幕戦で劇的なホームランを放ちました。今季は既にキャリアハイの6本塁打を記録しています。
打率は8月で大ブレーキ。四球で1割5分もカバーしていますが、それでも出塁率は.211。打率3割、出塁率で.370くらいいって欲しいなぁ。
実は左キラーで対右が.218で、対左が.278。内角の捌きが絶妙なんですよね。
球団別ではこれまた偏っています。ヤクルトにめっぽう強く、中日と阪神には全く打ってていません。開幕戦で阪神岩崎から打った本塁打以外はノーヒットなんです。ただこの苦手な2チームからは四球を多く奪っています。
まずは怪我なく一年やり切って欲しいですね。それで打率や本塁打、盗塁などの数字がどのくらいまで伸びるのか。セカンド争いはまだまだ続きそうです。
最後に
同じ「打てていない」「調子が悪い」でも月や対戦カードや相手投手によって大きく確率は変わってきます。野球は勝点ではなく勝率で優勝が決まります。そのため前後の順位のチームとの一戦は通常の試合よりも重い一戦です。そういった試合で打てているのか、期待できるのか、また開幕時に強いのか、優勝争いの終盤に強いのか、もしくは波がないのか。
今回は月別と球団別だけでしたが、そういった見方をしてみても面白いんじゃないでしょうか。
ひとまず、来週のヤクルト戦は丸、岡本、大城、吉川尚が成績がいいので、積極的に起用してくれるといいな。。。
今度は同じような分析の仕方でリリーフを見てみようと思います。
それでは今日はこのあたりで。最後まで読んでくださりありがとうございました。