月報Okishima Life 2022.12 単独網を掛けにいざ
我が漁船”翔湖丸”のお披露目!
いろんな方々にお世話になり、着々と準備を進めてきた漁船と整備、そして漁具。ついに整いました!!!
改めてまして、我が漁船”翔湖丸”初号船です。
名前の由来は、
翔=自分の一文字、これから翔け上がる
湖=琵琶湖
これから、どうぞよろしくお願いいたします!
翔子丸いざ初陣(練習)!
ということでついに、普段の漁終わりに自船に同行してもらい、練習をしに沖へ!初陣は天候に恵まれほぼ波風なし。漁場に到着し『はい、!』とひと声頂いたと同時に、これまでの見様見真似で網掛け開始。
舳先の役はやって頂き、舵を取る方に専念する。イカリの投下、そして浮きを投げ入れて頂き、ロープと綱が次々に出ていき、網を投げ入れ、イカリまで戻ってくる。
正直戻ってくるまで不安でしかなかったが、一連が問題なく遂に出来た。独立までで一番不安でしかなかった事。ほんとにホッとしました。
ちなみに、こちらがその時入ってきた湖魚たち。自分の手で獲った感覚をより実感。こんな感動ないですよ。。
2度目の自船練習
2度目の自船での沖。前回同様同行して頂きましたが、前回の改善点を修正した上で、舳先の動きも全て自分でやってみることに。
結果、網を掛けるところまで1人で成功。慣れてしまったら案外出来るもんだ。綱を巻き上げ、網をあげ、イカリの根を切りあげるところまでもたぶん1人で大丈夫、!
『これで、一通り完結だ!!!』
だいぶ、自信が湧いてきました。次週(年末ラスト3日程)から自船で本格的に出漁とのこと。これをどれだけ待ったことか。いよいよです。
初めて自船の生簀で湖魚が泳いでいる。感動しかないです…。
出漁出来るタイミングなく、1人で練習を試みた結果
荒れや諸々嵩張り、早朝から出漁出来る日が中々ありませんでした。でも、『この感覚のまま、今年中に1人で一通りやりきるところまでもっていきたい!』と、強く思っていたので、少し風が止んだ間に1人で沖に出てみました。
正直、トラブった時の事などを考えると1人だけの船上は不安でしかなかったが、やるしかない…。(これを乗り越え基礎が完結出来たら、あとは経験を積み続けるだけだ。)
そこまで見えていたので、やるしか選択肢がないと思いつつ、陽がだいぶ昇った午前7時半頃、漁場へと船を走らせました。到着し、何度も魚探や道具と睨み合い大丈夫な事を確認した末、ついにイカリを投下。
そして、『これまで通りの事をやるだけだ』と頭の中で何度も唱えながら、網を掛けて、イカリへ戻ってくる。
『出来たー!』
1人で無事に網掛け完了。
ほんとに、ホッとしたと同時にやっと自分でも出来るんだという、実感が湧いてきた。やっと、安心して年越しが出来る。
その後、綱を巻き上げ、網を上げ、無事にイカリを上げて完了。
ただ一つ、網がグルグル巻きになって上がってきたのだけが残念。1月からは、道具の調整をし、経験を重ね、独立と同時に湖魚をCATCH&SELLが出来る土壌を作るところまでを目標に頑張っていきます!!!
荒れの日が多い12月でした
話は前後しますが、荒れた日が多い12月でもありました。そんな日は、コツコツと丘作業を。最低限の準備は出来ていたので、他の漁具の確認や準備など。やる事はなくならない。これはこれでまた良き時間です。
生簀の修理も合間見て、大部分は完結。これからより荒れた日が多くなるので、その時のダメージを都度直していく感じです。これでとりあえずは、エビを活かせられる。感謝です。
周りの方々との関係構築も着々と
自分が漁を出来るようになるのと同じくらい大事な事は、これからお世話になるであろう周りの関係者との関係性。魚をお金にするにしても周りの方々との連携は必要不可欠ですし、そもそも漁をするにあたって、船を整備してもらったり、道具を揃えるにも周りの方々にお世話にならないとなんともならない。
だからこそ、こちらから相手を知って関係を構築する事は非常に大事。
そんな中、着々と話を進められたり、関係性を構築していけたりしています。
これから、さらに幅広く沢山の方々との連携やご支援を受けなければいけなくなるかと思います。その際は、どうぞよろしくお願いいたします。
ついに念願だった島内賃貸(民泊除く)
ついに、一軒家を借ります!荒れた日なんかに少しずつ荷物を運び、住居として利用出来るように準備中〜。また綺麗に整理ができ次第、こちらのリビング部屋をお披露目なんかさせて頂ければと!かなり、楽しみ。
今月の湖魚料理!
自分史上最高の雑魚の佃煮
自分の網に入ってきた雑魚。その佃煮を作ってみましたが、こんな感動はない。どれだけ噛みしめたくなったか、これほど美味しいものはないですよ。。ほんとに、美味しかったです。ストーリーに叶う美味しさはないですね。
ワカサギのつみれ
作ってみました。淡白な身がより合うのか、ふわっふわで、コレけっこうイケます!食べきれないくらい手元にワカサギがいたら。冷凍のワカサギがいたら。特におすすめです!ぜひっ!
今月もごちそうさまでした!
今回はここまで!
漁は2022年中にやるべき最低ラインまでは出来、玄関飾りもし、無事に2023年を迎える準備が整いました。
2023年はいよいよ独立に向かうわけですが、まだまだ予定通り出来るかどうかは正直未知数なところです。
皆さんのお力をお借りしないといけない場面が多々出てくるかと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。
では!
おまけ
琵琶湖博物館の年パスをついにゲット。あの、琵琶湖の中にいるような空間がとても落ち着くんです。なので、定期的に通いたいなと思い、ついに購入しちゃいましたっ!
これから、定期的に通いたいと思います。