数学を学ぶ意義は?
こんばんわ。
今日は,「子ども達が数学を学ぶ必要があるのか」という問い
について考えていきたいと思います。
数学は,社会においてあらゆる場面で活用されています。
科学や工学ではもちろん,身の回りの電化製品,自然の摂理,経済活動,
あらゆる日常生活や社会の中で数学を用いることができます。
そのため,今後の社会を生き抜く子ども達には,「数学を学ぶ必要がある」という考え方があります。これは,実用的な必要性です。
また,数学は十進位取り記数法にはじまり,ユークリッド原論など,
文化的価値が高いものであり,数学自体に価値があるため,
「数学を学ぶ必要がある」という考え方があります。
さらに,数学を学ぶことによって,論理的思考力や批判的思考力など,
一般的な能力を養うために「数学を学ぶ必要がある」という考え方もあります。これは,陶冶的な側面と呼ばれるものです。
そして,最後に数学の創造を促した価値観に目を向けさせ,数学を通して人間性を育成するという考え方(引用:中島健三先生)もあります。
このように数学を学ぶ意義を並べてみると,「やはり,数学は大事だ」,「数学こそ,学校で教えるべき内容だ」と考えてしまうかもしれません。
しかし,私は「数学を学ぶ意義」を並べても,「数学を学ぶ必要がある」とは言い切れません。
なぜならば,現代社会では,数学の技能を持っていなくても,数学を活用することができます。数学以外にも学ぶべき文化は多様化しています。数学以外にも論理的思考力や批判的思考力を学ぶことができます。そして,数学を学ばなくても,多くの人々は素晴らしい人生を歩むことができると私は考えているからです。それにも,関わらず,なぜ,数学を小学校1年生から中学校3年生まで学ばなくてはいけないのでしょうか?
ん~,なかなか答えが見つかりそうにありません...
簡単ではありますが,本日はここまでにしておきます。
何かご意見がある方がいらした場合,コメントをよろしくお願い致します。
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