今すぐ出来る職場の人間関係を円滑にする方法
「あなたはコミュニケーションに自信がありますか?」
ここでいうコミュニケーションとは単に、話ができるとか盛り上がるとか、人見知りをしないという事ではありません。
知覚、感情、思考の伝達をすることをコミュニケーションとします。
ではもう一度お聞きします。
あなたはコミュニケーションに自信がありますか?自信をもって「はい」といえる方は少ないのではないでしょうか?自分の感情や思考などを口に出すのは想像以上に難しいですよね。
しかし、コミュニケーションは周りの人間と感情や思考を共有する大事なツールです。使わない人はほとんどいないのではないでしょうか?
単に口に出すだけではなく、SNSに書く文章も、いまこうして私が書いている文章もコミュニケーションなのです。これだけ頻繁に使い、人間関係にも重要な役割を担うコミュニケーションなのですが、
意外にも勉強したり、鍛えようとする方は少ないですよね。それが原因で周りの方とうまくいかないこともあると思います。
そこで今回は実際にコミュニケーション能力を高め、周りの人間関係を円滑にする方法を解説していきます。
調べたらわかることをいちいち人に聞かない
あなたも経験がないでしょうか?
何か話すと「これはどういうことなの?それはどういう意味?」となんでもかんでもすぐに聞いてくる人を。
聞いてくる人に悪気がないとしても、聞かれるほうは「いや、ググったらわかるじゃん...」
と思ってしまいます。
しかしあなたも実際に調べればすぐにわかることを聞いたりしていないですか?
さらにこれは職場になるとさらにまずいことです。
もし職場の先輩や上司に対して行っているならぐにやめたほうがいいです。
これは頻度の問題ではありません。回数が少ないからいいという事ではないのです。
調べればわかることをいちいち聞くことは、先輩や上司をなめていることなのです。
なぜなら調べるという手間を惜しんでいるからです。
わからないことはまず調べましょう。自分のためだけではなく相手のためにもなるのです。
無駄に大きい声の挨拶は意味がない
体育会系の会社では大きい声の挨拶をしがちです。
今ではそのような会社も少なくなってきた印象があります。
しかし部活動などで経験した方もいるのではないでしょうか?
はっきりいいます。その挨拶はあまり意味がないでしょう。
もちろん意味がないのは、無駄に大きい声です。
社会に出ると会釈で済ましたり、場合によって適度な声が求められます。
それなのに大きい声を出していると、「なんだこいつは」と評価が上がることはないでしょう。
ではなぜ無駄に大きい声で挨拶をするのでしょうか。
それは単に相手より大きい声を出して優位に立とうとしているだけなのです。
野生動物などで巣や雌の奪い合いが起きたときに大きい声で相手を威嚇しますよね。
本来無駄に大きい声というのはそのような時に使われるものです。
さあ、今日から最低限のマナーと時と場合を意識して適度な挨拶を心がけましょう。
自慢話をしてくるのはあなたが相手を認めていないから
会社で自慢話をしてくるのは大抵自分よりも目上の人間です。
そのため自慢話をされてもむやみに切り上げることができずに終わるまで退屈な時間を過ごさなければいけません。
ではなぜ自慢話をしてくるのでしょか?
それは、あなたが相手のことを認めていないからです。
そんなことないと思うかもしれません。
しかしいくらあなたが相手を認めていようと、それが相手に伝わっていなければ、相手が感じていなければ意味がないのです。
人は認められている相手には自慢話をしなくなります。
ではどうすればよいか
一度最後まで完璧に相手の自慢話を聞き切ることです。
ここでいう聞き切るとは単に聞くだけではなく、頷いたりリアクションをとることが大事になってきます。
その一回の努力を惜しむことで延々と自慢話を聞かされるのです。
目上の人に意見を聞かれた場合は「賛成の理由」を求められている
偉い人達が周りに「君はどう思う?」という場面がある。
その意味は「あなたが賛成の理由を教えて」という意味なのです。
ここでは間違えても持論を用いて相手を論破してはならないです。
そのようなことをしては相手は機嫌を損ね、場合によっては出世の道も閉ざされるでしょう。
一度試してみると良いと思います。その場の上司の雰囲気や表情をしっかり観察してみてください。
その後のあなたへの対応も変わるでしょう。
自分から天気の話題をしない
会話の冒頭で天気の話題をする人は多いですよね。天気の話題をして気分を害する人は少ないでしょう。
しかし、一流な人ほど自分から天気の話はしないのです。
例えば、目の前に好きな女優、俳優さんがいたら吞気に「今日はいい天気ですねぇ」なんてことは言わないはず。
成功を収めている経営者の方がいたら夢中になって話を聞くでしょう。
つまり天気の話題をすることは目の前の人が凡人という証なのです。
逆にあなたが目上なのに相手から天気の話題をされた場合は、相手が無意識にマウンティングを取ってきていると考えてよいと思います。
ではどうすればよいか。
相手が女性であれば服の色などを褒めましょう。嫌な気持ちになる人はいないはず。
男性であればその人が力を入れている服、鞄、ネクタイ、時計、靴などを褒めるようにしましょう。
目上の人を褒めるのではなく、上手に驚く
「それは大したものですね」「すごいじゃないですか」
これを目上の人にしてしまうのはかなり失礼な行為です。
なぜなら「褒める」という行為は、目上の人が目下の人に認めてあげるものなのです。
と考えると部下が上司を褒めるのは不自然ですよね?
しかし、例外もあります。
それは授賞式などで、賞をもらう側が賞を与える側に頭を下げます。
つまりもらう側が目下という事になります。
なので偉い方の中には受賞を拒否する人もいるのです。
目上の人を褒めたくなったら、「へぇ」とか「はぁ」とか長々としゃべらずに声を漏らすように、上手に驚きましょう。
まとめ
今回は人間関係を円滑にするコミュニケーション方法を紹介しました。
最後にまとめておきます
調べたらわかることをいちいち人に聞かない
無駄に大きい声の挨拶は意味がない
自慢話をしてくるのはあなたが相手を認めていないから<
目上の人に意見を聞かれた場合は「賛成の理由」を求められている
自分から天気の話題をしない
目上の人を褒めるのではなく、上手に驚く
意識すればすぐに実践することができると思います。
良い人間関係を築くうえで参考になればと思います。