【革命】東大首席が教える7回読み勉強法【要約・感想】
【7回読み勉強法】著者:山口真由
著者経歴:
東大在学中に司法試験合格・東大を首席で卒業・国家公務員1種合格・財務省入省・ハーバード法学院留学・・・
いやあ、なんかもうエリートのアレが大渋滞の彼女。その彼女の勉強法はなんと「基本書を7回流し読みするだけ」。ほんとかよ!って思いますよね(笑)特別な人にしかできない、天才のジョークかなんかじゃないかと。
でもね、読めば読むほど「自分にもできそう!」ってさせてくれるのが本書のすごい所なんですよ!
この本の要点は3つ
①自分の勉強法を確立せよ。
②テキストを軽く流し読みする作業を7回くりかえす。
③1冊の基本書を徹底的に読む。1冊しか読まないので選ぶ際には細心の注意が必要。
・なぜ7回読みなのか?
色々な勉強法がある中で、何故7回読みを彼女は選択したのでしょうか。その理由を、以下のように説明しています。まず、、、
勉強時のインプット方法は3つある。と。ふむふむ
(1)視覚刺激:目で見た情報を認知・記憶
(2)聴覚刺激:耳から入る音を認知・記憶
(3)行動刺激:人の作業や行動を観察し、模倣しながら学習
勉強ってたいてい机の上で黙々と行いますよね。だから
(1)視覚刺激に訴える勉強法が最も効果的なのだというわけなんです。なるほどねー
・7回読みのメリット
①「疲れないこと」
単に流し読みなのでストレスが少ない。だから続きやすい。
シンプルですけどこれって重要ですよね!工程が多かったり複雑だと毎日やるのはしんどいですもんね。しんどいのは続かない!続かないとあんまし意味ない!うんうん。
②「それでもきちんと理解出来ること」
サラサラと読み返すだけの作業でも、回数を重ねれば自然とテキストの内容が頭に入り、理解が深まっていくという。
いやこれは「ほんとかよ」ってなりますよね!本を読んでも内容が頭にスポスポ入ってくるでしょうか。自分だったらスポスポ抜けちゃうよ!って思いますよね。大丈夫です。このあと具体的なやり方を載せます。その前に彼女の大学受験の話です。
・山口真由さんは独学で東大合格
驚いたことに、彼女高校3年生の時に予備校にも行かず独学で受験勉強をしたんですよ。どうやってたかというと、まず全ての科目の全範囲サラっと7回読みをしたと。で、重要なポイントを最初に把握した。そして試験直前、内容が頭に入ってから、「書く」作業で記憶を定着させたんです。
で、東大に合格したと。
なんかここまで読んだところで、不思議と自分にもできそうな気がしてきました!
そしてやってみたくなります。わくわくしてきます。わくわく
・司法試験も7回読みでクリア
東大で2年生になったとき彼女は司法試験を志すんです。そして2年生の1年間をすべて司法試験に捧げました。美人さんなのに遊ばないなんて偉いですね!憲法や民法など「六法」を初学からスタートして、何をやったかと思えばもちろん、予備校のテキストをくりかえし読むだけ。予備校のテキストを彼女は高く評価してるんです。なぜなら目的が明確で網羅性が高いからです。
問題集は出題パターンを覚えるだけ。問題を間違っても、なんと特に分析せず解答を読むだけ。徹底してますよね。論文式も同様に、語句と論理を覚えていったそうです。
むむーこの間書いた『勉強大全』でもそうでしたが、結局暗記ですね!とはいえ暗記自体難しいんですが。
・具体的方法
さあ、いよいよ7回よみのやり方です!!
大前提:とにかく理解しようとせず読むだけ(これが一番むずい)
読むのではなく、視界にいれていくって感じです!!
で、1回目から7回目まで読み方とか意識するポイント、あと読む時間が違うんですが、全部のせちゃうのは申し訳ないのでざっくりとイメージをお伝えします。
【回数・意識する所】①は一回目という意味
①見出し・全体像
②全体のアウトラインや構造
③②と同じ(少し細かく)
④文章中のキーワード
⑤キーワードの説明
⑥詳細(記憶と「答え合わせ」する感じ)
⑦頭に入っていないとこ
★メモは6回目以降にしか取らない(!)
★①は見開き8秒(!)で読む
だけどこれがね、やってみたけどできないんすよ!!!
まずなにができないって、1回目(1周目)の読むスピードですよ。
え?見開き8秒???????
やってみてよ、このスピードで。できるわけないよ。
気絶しますよ。悪くすると(笑)活字がものすごいスピードで目の前をかけぬけるんですよ。それを凝視し続ける。気絶します。
読んだり、理解しようとしちゃだめなんだけど、ついつい「読んでしまう」
しかも山口さんの読み方は3種類あって
①サーチライト②ジグザグ③しっかり みたいな(正確に言えや)
まあ詳しくは本を買って読んでください!!全部書くのは良くないと思うし。
・本の選び方
最後に本の選び方です。7回読みで使うのは1冊の基本書!これが大切なポイントです。1冊を愛し、1冊とともに死ぬ覚悟で読みます。
基本書を選ぶ基準は、ずばり網羅性の高さだそうです。大規模な書店に行って比較検討するべし、とのこと。だから、あれですね。合格者の選んだ基本書とか、すごく昔から売れてるロングセラーのなかから相性の良さそうなのを選べばオッケーなんですね。了解です。
図が多いと分かりやすそうで網羅性が犠牲になってるパターンが多いので注意。
良くないのは勉強の途中で他の基本書への「浮気」。それを防ぐためにも「これが一番だ」と思えるものを探すべし!!!
・感想
すっごくシンプルな勉強法なんですけど、これだけしっかりと自分のスタイルが確立されていて、迷うことなくその作業に没頭できるなんて、マジで幸せですよね。そんな風に生まれたかったし育ちたかった。
この本、さきほども言いましたが「読み方」がかなり独特なのでここでは説明しずらいです。本人がYouTubeとかで解説してくれればいいのにそういうのもあんましなくて。そこだけ残念ポイント。もっと積極的に世に広めて欲しかった。
実際に本買って実践するのがいいです。もしかしたら自分独自のスタイルが発見できるかも!!しかも「文庫特別書き下ろし」が付いていて、「英語の7回読み」の極意も載ってるんですよ!!英語学習者の方はよだれが出ますね。
以上です!!
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