ココロカガヤキnote記事⑥「下書きの魔力」

もちろんタイトルの参考にさせていただいたのは、前田裕二さんの「メモの魔力」です。「魔力」という言葉をいただき、「下書きの魔力」としました。noteの「下書き」に魔力があります。あなたは気づいていましたか?

あなたは、noteで記事を書くときに、いきなり書いて、すぐ「公開」ボタンを押す派ですか?私は、とりあえず書いて「下書き」に保存する派です。

その「下書き」に、実はすごい魔力があるっていうお話です。「下書きの魔力」を感じているのは、私だけでしょうか?それではご紹介します。

私が思う「下書きの魔力」は、次の3つです。

❶下書きにタイトルを入れると必要な情報が不思議と手に入る。
❷下書きを書いているうちに言いたいことがはっきりしてくる。
❸下書きを書いていると、次の記事のテーマが思い浮かぶ。

まず、❶の「下書きのタイトルを入れると必要な情報が不思議と手に入る」魔力です。

私の場合、記事を書くときは、まずタイトルにキーワードをメモするところからスタートします。

そして「下書き保存」。時間があれば、書き続けますが、ほとんどの場合、いったんキーワードを寝かせます。スキマ時間で内容を考えます。

そうすると書き始めるまでの間に、不思議と必要な情報が手に入るのです。

例えば、テレビで偶然に書こうと思っているテーマに関する情報を見たり、昔、読んだ本の中に参考になる内容が書いてあったことを思い出したりするのです。不思議です。

これは、例えば「赤色、赤色...」と考えると、「赤色」を意識して、赤いものに目がいくという「カラーバス効果」というものでしょうか。

とにかく下書きに保存しておくとワインが熟成するように、記事も必要な情報を追加して、熟成していくのです。

つまり、下書きには、情報を集める魔力があります。

❷次に、「下書きを書いているうちに言いたいことがはっきりしてくる」魔力です。

そもそも私が記事を書き始める最初の状態は、キーワードやタイトルだけで、それから内容を考えていくわけですが、頭の中で、「こんな流れかなあ」とぼんやり考えています。

ぼんやりと考えている頭の中は、まだ霧の中にいるような状態です。しかし、書き始めると、少しずつ霧が晴れてきて、自分の言いたいことの形がはっきりしてきます。

最初に考えていたストーリーと全然違う内容になり、タイトルを変更することもありますが、それはそれで、よし。

つまり、下書きには、言いたいことを明確にする魔力があります。

最後に、❸の「下書きを書いていると、次の記事のテーマが思い浮かぶ」魔力です。

よくワークショップでグループになってアイデアを出し合うときに、付箋にキーワードを書いて画用紙に貼っていく「ブレーンストーミング」ってありますよね。

そのアイデア出しのように、下書きするとテーマに関係ないものも含めて、言葉がどんどん出てきます。

不思議なのですが、その時に、「これって、今、書いている記事とちょっとずれてるけど、面白い言葉だから次の記事のタイトルにしよう!」とひらめくことがあります。

その時は、そのキーワードを別の下書きとしてすぐ保存します。実は、今回の「下書きの魔力」も別の記事を書いているときに思い浮かんだタイトルで、書いている途中から、こちらの執筆を優先しました。

つまり、下書きには、次の記事のテーマを思い浮かばせる魔力があります。

以上、下書きには3つの魔力があります。この下書きの魔力をぜひ活用して、あなたの思いを言葉にしてみてください。

さて、ここまでが私の考えのまとめですが、本家本元の前田さんの「メモの魔力」から「下書き」に生かせるフォーマットをご紹介します。それが、こちら。

「ファクト」⇒「抽象化」⇒「転用」

という流れ。この流れで、下書きを書くとすごくきれいにまとまると思います。例えば「メモの魔力」のP135の例を参考にすると、こんな感じ。

❶まず、親戚のお兄さんが、大事に使っていたギターをプレゼントしてくれた経験を紹介する記事を書く。(ファクト・事実)
❷次に、そのお兄さんがどんな時も自分の味方で、それが心の支えになっていることを経験から導き出された気づきとして書く。(抽象化)
❸最後に、自分のアクションとして、今度は自分が誰かの味方になっていきたいとまとめる。(転用)

こんな風に、記事がきれいにまとまります。下書きに、さらに魔力が追加されます。

以上、抽象化してまとめますと、下書きの魔力によって、情報収集力、文章をまとめる力、次の記事につなげる力が自分についてきます。(過去の記事と現在の記事を比べると分かります。)

自分が記事を書き続ける魔法にかかっているのです。あなたも「下書きの魔力」を活用し、あなたの思いをカタチにしてみてください。あなたもきっと同じ魔法にかかりますよ。(笑)

以上、あなたのココロにカガヤキを!ココロカガヤキ研究所でした。


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(参考文献)

この記事を書くにあたり、以下のnote記事を参考にさせていただきました。ありがとうございました!



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