時間

「ゾウの時間　ネズミの時間」という本がありましたね。確か心臓の鼓動がその体感時間に呼応するというような内容だったかと（全然違ったら申し訳ないですが）。このごろ自分の持ち時間はどうなのかと考えます。実に早いような気がする。本当にこんなに生きたのか。まだその半分も時間が経ってないような感じがします。まだまだやってないことがたくさんある。叶っていない思いが山ほどある。どう折り合いをつけるのだろう。他の人はどうやって自分を落ち着かせているのだろう。それとも誰一人落ちついてなどいないのだろうか。こんな話は、誰とも、家族ともしないので、実際どうなのかはわからないのですが。気持ちは、いつまでも昔のままです。まったく変わっていない。この先、変わるのだろうか。毎日を何とか楽しく生きていきたいと思うのですが、ままならない日々が続きます。１週間前のことが昨日のことのよう。それを思い起こすと、すっかり力がぬけてしまったりします。あれをしたい、そうしたい。同じ望みが、頭の中でいつまでも回り続けています。逡巡と恐れが、日々の友達。自分との対話など、もとから出来はしないのですから。自分は答えを持っていない。少なくとも解決という回答は。立ち止まって、落ち着け自分と言ってあげたい。時に、夕暮れの光の中で、ふと、すべてが夢のように感じる瞬間が訪れます。これが、真実だったらと心から思う。もうすぐまた、明日がやってきます。その次もその次も。