曇天背負い投げ
空に重たい雲がかかっている。雨が降りそうで降らないのは、うすら寒い心持ちがする。
気持ちを強く持たないと、ふらふらと、魂が抜けてしまうような気分になる。
何も起きない毎日はありがたく、一方で、小さな不調に心が覆われる。
とはいえ、なけなしの勇気で未来の不安を払拭して、心置きなく今を楽しむことを考える。
そして、言葉を選ばず発してしまい、少し後悔しても、まあいいやと思いなおす。
時々の判断を信じ、誤りは正して、最善の自分でいるように心掛ける。
そうして、今の自分を成り立たせていこう。そう思う。
曇天が覆い被さってきたら、瞬時に背負い投げだ。
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