蝉しぐれと夜明けの寂しさ
レンドルミンを飲まずに寝たら、4時に目が覚めた。外では虫が盛大に鳴いている。暑さは半端ない。こりゃ夏を乗り切れないな。薄暗い景色が窓を覆っている。曇り空。日はまだ射さない。本を読む。「自分を信じるということ」と「人生、60歳まではリハーサル」。暑さで読書は長続きしない。気がつけば、外は白んでいる。夜明けとともに、蝉が活動を始める。5時だというのに、真昼のようだ。街も動き出す。車の音が響く。ただ、人の気配がない。うちの猫が鳴いているのが聞こえる。寂しいのか。起きろというのか。深夜より、早朝の方が寂しい。夜はこれから眠るという楽しみがあるけれど、朝は、1日が始まってしまうという漠然とした不安が募るだけ。8月の暑さとどうつきあっていくか。考えても始まらないが。なにせ部屋にエアコンがない。これは、厳しい。自分の部屋にだけエアコンがない。部屋の作りがエアコンを許容しない。やるせないな。今日は、どうやって1日をやり過ごそうか。