嫌われる勇気(前編)
1.問題意識
今日の毎日投稿は、年末であるということで、自分を見つめなおすということで、岸見一郎=古賀史健『嫌われる勇気』について読んで、考えたことを記事にしてみたいと思いました。
まだ、全部を読みなおせていないので、前編という形で記事を書きたいと思います。
2.調査
・人は誰しも、客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味づけをほどこした主観的な世界に住んでいます。P5
・われわれは過去の経験に「どのような意味を与えるか」によって、自らの生を決定している。人生とは誰かに与えられるものではなく、自ら選択するものであり、自分がどう生きるかを選ぶのは自分なのです。P30
・答えとは、誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導き出していくべきものです。他者から与えられた答えはしょせん対症療法にすぎず、何の価値もありません。P40
・健全な劣等感とは他者との比較のなかで生まれるのではなく、「理想の自分」との比較からうまれるものです。P92
・「お前の顔を気にしてるのはお前だけだよ」P97
・(自由とは何か?)すなわち、「自由とは、他者から嫌われることである。」(中略)他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないというコストを支払わらないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれないのです。P162-163
【キー用語】
・意味づけ
わらわれは、過去の経験に「どのような意味を与えるか」によって、自らの生を決定している。人生とは誰かに与えられるものではなく、いま・ここで自ら選択するものであり、自分がどう生きるかを選ぶのは自分。
・目的論
過去の原因ではなく、今の目的を考えます。我々はみな、何かしらの目的に沿って生きている。
・ライフスタイル
人生における思考や行動の傾向、性格や気質のことをアドラー心理学では表現する。
・幸せになる勇気
変わることで生まれる不安vs変わらないことでつきまとう不満。前者に立ち向かう勇気を持つこと。
・人生のタスク
仕事のタスク、交友のタスク。愛のタスクの総称。3つの絆と表現することもある。具体的には、行動面と精神面があり、行動面は、①自立すること。②社会と調和して暮らすこと。精神面は、①私には能力があるという意識。②人々は私の仲間であるという意識。
・見かけの因果律
本来はなんの因果関係もないところに、あたかも重大な因果関係があるかのように自らを説明し、納得させてしまうこと。
・優越性の追求
人は無力な存在としてこの世に生を受ける。そしてその無力な状態から脱したいと願う、不偏的な欲求。
・人生の嘘
さまざな口実を設けて人生のタスクを回避ようとする実態を指していう。
・課題の分離
自分の課題と他者の課題を分けること。他者の課題には介入せず、自分の課題には誰ひとりとして介入させない。
・所属感
生まれながらに与えられるものではなく、自らの手で獲得していくもの。
事実は、一つだけど、「真実」「正義」「真理」「解釈」「善」「美」などは解釈の数だけある。
3.新たな問題意識
(1)『嫌われる勇気』の後編を読み直す
(2)『幸せになる勇気』を読みたいと思いました。
あと、蛇足ですが、Amazonで『嫌われる勇気』と調べると、よく一緒に購入されている商品で、なぜか、『究極の男磨き道 ナンパ』が一緒に購入されていると表示されているのが、面白かったです笑