わからないことがいちばんくるしいことかもしれない。
わたしはいま苦しい。誰もなにも悪く無いのに、なにもかもがすごく嫌。すごくすごく嫌。光も音も人もみんなみんな無くなればいい。真っ暗闇の世界になればいい。怒りでも寂しさでも悲しさでもない、どこにも行き着くことがないきもちに混乱している。か細い炎がじわじわと心臓のなかで燃えている。でもどこに揺らぐかはわからない。揺れに合わせてわたし自身も揺れてしまう。ああ、またこの地点まで来てしまった。何もかもを消して殻に閉じこもりたくなるところまで。今回またなんでこうなったかはわからない。人と会