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モニュメント ・ トワイライトアーチ


photo  by  susumu79 北海道小平町鬼鹿

トワイライトアーチ 夕陽をイメージしたモニュメント 北海道小平町鬼鹿「にしん文化歴史公園」
近くに三船遭難慰霊之碑がある。
終戦直後の7日目(昭和20年8月22日)小平町沖で、樺太からの婦女子を中心とする引き揚げ者を乗せた、引き上げ船「小笠原丸」他2隻が、ソ連潜水艦の砲雷撃を受け、3隻が沈没して1700人ほどが亡くなった痛ましい事件を慰霊する碑。
白旗を上げて航行していた民間船を撃沈した、ソ連海軍の非道な歴史を今に伝えています。「小笠原丸」は、明治43年に、長崎県池島付近で遭難したロシア船を救助し、乗員100名程を救出するという歴史を有しており、ロシア船を救助し、ソ連船に沈められるという皮肉で理不尽な運命をたどりました。
互いに無謀な侵略戦争を続けた結果の悲劇。

慟哭の海に誓う (歌碑)

夕日輝くこの海に
三船遭難誰思う
戦い終わりし七日目に
故郷の夜明けさいま見て
喜び胸に秘めた時
激滔と共に我船は
海のもくずと沈み行く
ああこれが無謀な戦争か

母よ娘よ妹よ
叫べど返る声聞けず
焦れば焦る波間には
今見し我子見え隠れ
板子一枚命綱
沈みし船に巻かれずと
必死に泳げど覚束ず
戦いの無残さ今ぞ知る
 
あの日数えて五十年
悲惨の感が今もなお
二度と返る事なかれ
穏やか海に祈るのは
安らかに眠れと思うのみ
戦い興し無き誓い
この碑に向い今叫ぶ
無駄にぞしない君の死を
平和の世代の糧にする

平成七年八月十五日 作
作詞 今村 武

平成十六年八月吉日建之
樺太引揚三船遭難遺遺族会

**********************************台風10号 被災地の方々に心からお見舞い申し上げます。

#夏の1コマ


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