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【詩】心象の詩

氷華

photo  by  susumu78 

 閉じ込められた
想い出をつつみこむ
時の華

震えているのは
寒さのせいじゃない
あなたのいない
悲しさのせい

消えない悲しみが
針のように刺さった
絡みつく無数の冷たい糸

華の中に 眠らせた恋がある
胸の奥に深く沈めた
忘れたはずの夢がある
 
取り戻せない時
輝きは 閃光のように過ぎていき
届いた光の元はもう消えた
 
時は 消えていくけれど
めぐる季節のなかで
あなたを・・・
どこなの
どこにいるの

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