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見えないものはタダじゃない。

見えるものには特に考えることもなくお金を払うのに、見えないものにお金を払うことを躊躇する人が結構いる。

ピアノを教える仕事も見えないものにお金を払ってもらう仕事。

ピアノさえあれば仕事にできていいよね。経費がほとんど掛からないからいいよね。空いてる時間にしてくれればいいからお月謝安くしてくれないですか?今月何回か休んじゃったからその分お月謝減らしてもいいですか?

びっくりしてしまうけど、その仕事の背景が見えていない人が多い。

ピアノの仕事で言えば、何十年も鍛錬して技術を身に着けてきたし、学費の高い音大も出ている。当然グランドピアノも購入している。

そして、物は提供していないけど、”時間”をそのために空けているし、”技術”を提供している。

ブログやYouTubeもそう。これらは自分はお金を払っていないのにも関わらず、簡単にお金稼げていいね、なんて言ったりする。

どれだけの準備と情収集と時間をかけて発信しているのかも考えず。またその人の人生で培ってきたものも。

noteもそう。

提供したものに ”お金をもらう” って当たり前のこと。

何にも悪いことじゃないし、払うほうもそれで得たものがあるならwin-winだ。

お金はまわすもの。

良いもの、感動したもの、教えてもらったもの、力になったもの、救いになったもの。

応援の意味を込めて払うのもいいと思う。

言葉や音楽やアイデアや思考や想いにお金っていう形で”ありがとう”が言える世の中になればなあ、と思う。

お金って汚いものでも特別なものでもなくて、想いを交換していくツールとして世の中全体がまわしていくものになればいいなあ、なんて。

見えないものにはとても価値があるから。

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