European Single Access Point(ESAP)について今わかっていること
以前、CSRDについて調べたnoteには、開示方法について以下のように記載しました。
本日のnoteには、この「European Single Access Point(ESAP)」についての続報(情報アクセス日:2023年12月18日)をまとめておきたいと思います。
ESAPを創設する規則を理事会が採択
情報源:EU理事会プレスリリース
2023年11月27日、EU理事会(Council of the European Union)は、欧州単一アクセス・ポイント(ESAP)を創設する規則を採択
今回の採択により、決定手続きは終了。同規則は官報に掲載され、発行から20日後に発効
定義―ESAPとは?
すべての関連情報に電子的にアクセスできる一元化されたプラットフォーム(a centralised platform giving electronic access to all relevant information)
ESAPの構築により、企業の財務および非財務情報へのアクセスを改善(improve public access to entities’ financial and non-financial information)
スケジュール―2027年夏から利用可能に?
情報源:EU理事会プレスリリース
ESAPプラットフォームは2027年夏から利用可能となり、段階的に導入される予定。この段階的導入により、欧州の規制や指令は優先順位の高いものから4年以内にESAPの適用範囲に入ることとなる
情報源:「Capital Markets Action Plan and new ESAP」
ESAPは2024年12月31日までに設立されなければならないが、2024年から2026年にかけては、ESAPのプラットフォーム上での情報収集・提出の規模を拡大する経過措置がとられる
ESG情報(タクソノミー規則によるものなど)や、透明性指令や目論見書規則に基づいて証券の発行者が提供する情報は、ESAPの運用が開始され次第、ESAP上でアクセスできるようになる。
原文↓
以上、サステナビリティ分野のnote更新1000日連続への挑戦・70日目(Day70) でした。また明日。