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依存を手放す

『回復には痛みが伴う』
あぁ…寂しいなぁ。辛いなぁ。
毎日、毎日、ミーティングで泣いている。
あぁ…支援員に痛いところを突かれたなぁ。
私は、この『痛み』に1人で耐えなければ
回復の道はないんだなぁ…。

今までの人生で、
1人で生活するなんて
数えるほどしかなかった。

まさか、この年齢になって
孤独になるなんて
夢にも思ってなかった。

私は、彼に依存しながら通所していた。
私1人では人とコミュニケーションも取れない。人間関係を築けない。
彼がいたから、通えていた。
『失って』初めて痛感する。
あぁ…自分は、なんて不甲斐ない…。

今まで、ずっーとそうだった。
職場でも仲間外れにされないように
仕事ができる男と付き合った。
男の人は、基本的に女の人に優しい。
だから、私は自分の『性』を『無意識』
に使っていた。

だれかをずっと頼りにしていて
自分の足で立った事がなかった。

そして、その人たちを振り回し
自己中心的な扱いをして
人間関係をぐちゃぐちゃにしてきた。
関わってくれた全ての人たちに
今は埋め合わせしたくて
謝罪の気持ちで押しつぶされそう…。

私は、彼みたいになりたかった。
たくさんの人達と話ができる、
あの人のように、なりたかった。
だから、ずっと側にいた。
一緒にいると嫌な気持ちを
半分にする事ができた。
彼の側にいる事で、
私は自分自身の欠点を
よく見ないで済んだ。
でも、それは空想だった。
私は、彼のようには成れない。

私は、私の『回復』でしか
自分自身を取り戻せない。

たった一年弱の同棲だったのに…。
なんて濃い経験だったんだろう。

仲間のみんなと私に
『心の平安がいつもありますように』

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