西東京 IN 西東京いこいの森公園 大好きな人と…
きものの色が 少しずつ地味になってきたように 料理も淡白なものが好きになった 「恋」という言葉も もう派手すぎて 恋歌も恋の詩も書けなくなった
書けなくなったころから 古い恋うたのこころがわかり 私の恋もまた 深く ゆたかに 静かに 美しいものになっていった 藤の古木が 千条の花房を咲かせるように 『藤の花』by 高田敏子
山桜霞の間よりほのかにも見てし人こそ恋しかりけれ by 紀貫之
春霞たなびく山の桜花見れどもあかぬ君にもあるかな by 紀友則
冬こもり 春咲く花を 手折(たを)り持ち 千(ち)たびの限り 恋ひわたるかも by 柿本人麻呂
あしひきの山桜花 日並べて かく咲きたらば いと恋ひめやも by 山部宿禰赤人
春なれば うべも咲きたる 梅の花 君を思ふと 夜寐(よい)も寝なくに by 壹岐守板氏安麻呂この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？