小学校のオンライン授業
うちには最近誕生日を迎えた、どちらかというと小粒っ子な小2の息子がいます。
そんな彼のランドセルに、毎日の持ち物に9月から加わったタブレット。
2学期が始まって早々、「ハイブリッド型授業」とやらが2週間行われ、そこから今のコロナ禍にあたり、もしもの時の備えや充電の問題、学習形態の変化等の理由で、毎日持って帰り来て、毎日学校へ持っていきます。
このランドセルが、まあ本当に重い!大人がそう思うんだから、通学の距離がある子にとっては死活問題ではかと…
それはとりあえず置いといて、そう、ちょっと月日が経ってしまいましたが、9月に行われたオンライン授業について少し感想を。
息子の学校はクラスをAとBの2つのグループに分け、Aが学校で授業の時、Bは家庭または学童にてオンライン授業に参加、というような形でした。
私は息子が家でオンライン授業の日、道徳の授業を見る機会があり、様子を見ていました。オンライン授業が始まって3日目くらいだったかと思います。
率直な感想・・・まあ、授業内容が頭(道徳なので「心」でしょうか)に入ってきません(笑)
先生が授業を進めようとしても、「先生!○○さんが映ってませーん!」「先生、黒板が見えませーん!」など、子どもたちからの声が入ります。息子はというと、画面上にいる友達の様子の閲覧や、背景画面の設定を変更するのに夢中・・・。
私が見ていた限りでは、自分の心と真剣に向き合えるような雰囲気ではなく、「先生大変だな…」と同情してしまいました。
オンライン授業の形態が軌道に乗り、また改良されていってしばらく経てば様子ももちろん違ってくるとは思うのですが、道徳の時間を画面越しに授業するのはなかなか難しいなぁという感想。
道徳って苦手だったり、あまり好きじゃない子、結構いると思うんですよねえ。私も割とそうで、気持ちを記述するワークシートなども、「何を書けばいいのだろう・・・」と固まってしまうことがよくあったような。
もちろん、気持ちや考えを発言したり、文字にできないとダメということはなく、それらがすべてではないですよね。題材に対して、その子が一生懸命向き合い、心を動かしていることが大切じゃないでしょうか。
でもそれって、やっぱり子どもの表情や雰囲気を直に感じながらでないと、見えない心の動きや変化を感じ取って先生が言葉がけやサポートをしていくのは難しそう…画面越しだと、ほかの教科以上にその辺の難易度はあがるなぁ、と。
オンライン授業で、プラスになることやカバーできること、メリットももちろん多くありますよね。ただ、今回述べた道徳に限って言えば、やはり同じクラスみんなが空間で、先生や友が一緒になって作り出す雰囲気を感じながらの授業がより良い時間になりそうだな、と勝手に思いを巡らせていた母でした!